あらすじ

雪阡尋(せつせんじん)は命格星君(めいかくせいくん) から手に入れた特別な定情信物を青青(せいせい) に贈り、二人の絆を深める。一方で、龍炎(りゅうえん)と尘月(ちりづき)の結婚式は感動的なものとなるが、尘月が人間界で修行を積むために別れを選び、轻烟として新たな人生をスタート。そして龍炎は軽烟を守り続けるが、近づけない状況に苦悩する。物語は次の試練へと進む。

ネタバレ

第29話では、雪阡尋(せつせんじん)(せつせんじん)と青青(せいせい) のロマンスが急展開を迎える一方、龍炎(りゅうえん)と尘月(ちりづき)の愛が新たな試練に直面します。そして、尘月の人間界への転生が物語の新たな局面を切り開きます。さっそく詳しい内容を見ていきましょう!

雪阡尋(せつせんじん)の定情信物!青青(せいせい) との愛が深まる瞬間

雪阡尋(せつせんじん)は命格星君(めいかくせいくん) のもとへ足を運び、青青に贈る特別な定情信物を探します。命格星君(めいかくせいくん) が最近手に入れた「曼陀织女帕(まんだおりひめのはんかち)」に目を留めた雪阡尋(せつせんじん)は、自らが作り上げた貴重な「缚神网(ばくしんもう)」と交換して手に入れます。

一方、雪阡尋(せつせんじん)を探しに来た青青は、彼の不在に気づきますが、机の上に置かれた女帕(はんかち)を発見。最初はあまり気に入らない様子でしたが、それが自分への贈り物と知ると、思わず喜びが溢れます。

雪阡尋(せつせんじん)は当初、贈るタイミングをもう少し待つつもりでしたが、青青の喜ぶ姿を見てプレゼントを渡すことを決意。この女帕には疤痕(傷跡)を隠す特別な力があり、雪阡尋(せつせんじん)がそれを青青の額に当てると、彼女の「流星痕」が消えます。それが「缚神网」と引き換えたものだと知り、青青は感動。嬉しさのあまり雪阡尋(せつせんじん)に突然キスをして、彼を呆然とさせたままその場を去ります。

龍炎と尘月の結婚式、そして別れ

一方、龍炎と尘月は「龙隐天池(りゅういんてんち)」で結婚式を挙げます。青青や雨神(うしん)たちも参列し、人間界の結婚のしきたりにならい、大紅の嫁衣(赤い衣装)や交杯酒などで盛大に祝いが進みます。龍炎は尘月のために特別に仕立てた嫁衣を用意し、雨神からは「三生石(さんせいせき)」が贈られます。二人は三生石に名前を刻み、それが手鏡のような形に変わり、永遠の愛を誓います。

しかし、幸せの最中、命格星君が現れ、尘月が「极阴元神(きょくいんげんしん)」であるため、龍炎が彼女を守り続けるのは不可能だと忠告。唯一の解決策は、尘月が一度人間界に転生し、自力で修行を積んで仙人となることだと言います。尘月は当初迷いますが、最後には自分の意志で決断。龍炎に頼りきりにはなりたくない、対等な存在として一緒になりたいと語り、人間界への転生を受け入れます。

二人は涙ながらに別れ、尘月は「八泪饮(はちるいいん)」を飲んで新たな人生へ旅立ちます。

転生した尘月、今世の名は「轻烟」

尘月は人間界で「昆仑门(こんろんもん)」の弟子「轻烟(けいえん)」として新しい生を歩み始めます。まだ幼い轻烟は師匠・玄阳真人(げんようしんじん)の厳しい教えに反発し、罰として門前で立たされますが、罰をものともせず遊びまわる能天気な一面も。

一方、龍炎は密かに轻烟を見守りますが、龙妖(りゅうよう)の気配を察知した玄阳真人が布陣を張り、龍炎を近づけないようにします。命格星君は、轻烟が18歳になるまで辛抱すれば、龍炎の気配の影響を受けなくなると励まします。

ある日、軽煙が師姐(しけい)と下山し、町の集市で遊んでいると、栗売りの小販が実は妖怪であることに気づかず接触。危うく元神を奪われそうになりますが、龍炎が間一髪で救出。軽烟には何事もなかったものの、龍炎の苦悩は深まるばかりです。

つづく