あらすじ

傷ついた小猫を助けようとする流莹と、それを見守る龍炎(りゅうえん)。そんな中、暗殺者に襲われた流莹を龍炎が救い出し、二人の絆が深まります。一方、青青(せいせい) は流星痕を消すために羅酆閣(らほうかく)へ向かい、冷酷な雪阡尋(せつせんじん)と運命的な出会いを果たします。龍炎の恩返しの方法が大胆すぎる一方で、それぞれのキャラクターの宿命が動き始める重要な回でした。

ネタバレ

第3話は、流蛍(りゅうけい)と龍炎(りゅうえん)の距離が少しずつ縮まる一方で、新たな運命の伏線が張り巡らされる盛りだくさんの展開でした!

小さな命が紡ぐ絆

冒頭、流蛍(りゅうけい)が森の中で傷ついた小猫を発見。彼女の優しい性格が光ります。怪我を治してあげようと薬草を探しますが、足を滑らせて転んでしまう流蛍。そこに現れたのは龍炎。「なぜそんなに自分を犠牲にする?」と不思議がる彼に、流蛍は毅然とした態度で「この猫は私が助ける」と言い切ります。

しかし、龍炎はこの猫の「異常さ」に気づいている様子。それでも、流蛍の決意に口を挟まず見守ることに。彼の心の中に、流蛍への興味と尊敬が芽生え始めているのが感じられるシーンです。

暗殺者からの救出と新たな絆

薬草を探している最中、突然の突風とともに黒ずくめの暗殺者たちが流蛍を襲撃!ピンチに陥る彼女を救ったのは、やはり龍炎でした。彼の圧倒的な力で危機を乗り越えたものの、龍炎自身も軽い傷を負います。

流蛍は彼の怪我を見て放っておけず、一生懸命に治療しようとします。この場面では、流蛍の心優しさが改めて龍炎の心を動かします。そして、羅酆閣(らほうかく)の氷星(ひょうせい)が登場し、龍炎の助けに感謝。後日、この恩は返すと約束します。

命格星君(めいかくせいくん) との出会い

一方、青青(せいせい) は書庫への立ち入りを求め、若くして神秘的な命格星君(めいかくせいくん) に出会います。彼女の額にある「流星痕(りゅうせいこん)」を見た星君は、特例で彼女を受け入れ、調査を開始。流星痕が元神に深く関わるものだと判明し、それを取り除くには羅酆閣で特別な方法が必要だと伝えます。

青青(せいせい) は喜び、感謝を伝えた後、羅酆閣への手がかりを探しに旅立つのでした。

白蛇伝と雨の中の優しさ

龍炎と流蛍が雨の中を歩くシーンは、彼らの距離感がグッと縮まる名場面です。流蛍が落とした「白蛇伝」という本を手にした龍炎は、恩返しの方法を学ぶために真剣に読み込みます。

雨が降る中、龍炎は流蛍のために傘を差し出し、二人で一つの傘を使って歩きます。雨が止んだ後、龍炎の傷口が濡れているのを見た流蛍が再び心配し、治療を申し出る姿に、龍炎は心を温められるのでした。

龍炎の「嫁入り」宣言

白蛇伝の影響を受けた龍炎は、「恩返しのためには嫁入りすべきだ」と勘違いし、「自分が流蛍に嫁ぐ」と宣言!流蛍は慌てて否定し、「私はあなたにふさわしくない」と伝えます。

しかし、龍炎は流蛍こそが自分を救った存在だと信じて疑わず、流蛍がどれだけ拒んでも「俺の恩返しの方法はこれしかない」と心を固めています。この一途さが、次回以降の展開にどのように影響するのか気になるところです!

青青と雪阡尋(せつせんじん)の出会い

羅酆閣にたどり着いた青青は「浮生琵琶(ふしょうびわ)」を発見。この琵琶の弦を使えば流星痕を消せると知り、琴弦を取ろうとしますが、氷星に見つかり捕らえられます。彼女は羅酆閣の主・雪阡尋(せつせんじん)(せっせんじん)の元へ連行されますが、冷酷な彼は「殺せ」と一言。

絶体絶命の青青でしたが、雪阡尋(せつせんじん)が彼女の流星痕を見た瞬間、突然頭痛を訴えます。不思議な縁を感じた雪阡尋(せつせんじん)は、彼女の法力を封じ、100年間自分のそばで仕えるよう命じます。この二人の運命がどう絡み合うのか、目が離せません!

つづく