あらすじ

千年前の封印を維持するために必要な「極陰元神」の正体が流瑩であることが明らかになる中、龍炎(りゅうえん)と流瑩の愛は試練にさらされます。龍炎は流瑩を守るために夏侯雪(かこう・せつ)との結婚を受け入れるという辛い決断を下しますが、その選択は流瑩の心に深い傷を残します。愛と犠牲、そして運命に翻弄される彼らの物語は、ますます目が離せません!

ネタバレ

第6話では、物語が一気に加速!愛と犠牲、そして運命に翻弄されるキャラクターたちの姿が胸を打ちます。今回は、龍炎(りゅうえん)の大きな決断と、流蛍(りゅうけい)の涙が見どころです。

古代の封印と極陰元神の秘密

物語の冒頭では、千年前に紡がれた運命の糸が解き明かされます。混沌の時代に起きた仙界と魔界の戦いは、女媧(じょか)による封印によって終結しました。しかし、その封印を維持するためには「極陰元神(ごくいんげんしん)」の力が必要不可欠。その力を集めるため、仙界の羅酆閣(らほうかく)は長年にわたり陰の力を蓄積してきました。

ところが、その極陰元神が自ら意思を持ち、新たな命として人間界に転生してしまいます。その存在が平穏を揺るがすことに気づいた羅酆閣は、龍炎たちにその元神を捕らえる使命を課します。そして、この極陰元神の正体が、流蛍(りゅうけい)だということが明らかになります。

流蛍と龍炎の絆、そして定められた別れ

流蛍は人間界での生活を送る中で、龍炎と心を通わせていきます。龍炎は自分の気持ちに気づき、流蛍への愛が恩義を超えたものだと確信。彼女に定情信物を贈り、永遠の愛を誓います。二人の関係が徐々に深まる中、流蛍の周囲には暗雲が立ち込めていきます。

一方、流蛍の友人である夏侯雪(かこう・せつ)は、狼妖の襲撃を受けて重傷を負います。流蛍は夏侯雪(かこう・せつ)の命を救うために奔走し、その姿を見た龍炎もまた動きます。彼は命格星君(めいかくせいくん) から薬を得るも、夏侯雪の毒は深刻で、元神が抜け落ちてしまう事態に。龍炎は彼女の元神を追い、羅酆閣へ向かいます。

龍炎の犠牲と流蛍の涙

羅酆閣では、雪阡尋(せつせんじん)が龍炎を待ち受けていました。夏侯雪の元神を取り戻す条件は、龍炎が彼女と結婚し、三度の天劫を守り抜くこと。龍炎は流蛍への愛と羅酆閣の要求の間で悩みますが、最終的に流蛍を守るため、自らの昇天の道を諦め、夏侯雪との結婚を受け入れる決断を下します。

夏侯雪の元神を取り戻し、流蛍のもとに帰った龍炎。しかし、その表情には喜びがありません。彼は流蛍に「自分のことを忘れてほしい」と告げ、夏侯雪との結婚を選ぶ理由を決して明かしません。流蛍は龍炎の突然の冷たい態度に戸惑い、涙を流しますが、彼の本心を知る術はありません。

つづく