あらすじ

謝小霓(しゃしょうげい)と承天(しょうてん)が西洲への旅の途中で刺客に襲われるという大事件が発生。背後には蘇(そ)家の陰謀があり、二人は重傷を負うも、欧陽子虞(おうようしぐ)によって救われます。しかし、謝小霓は顔の傷にショックを受け、心に深い傷を負います。方家も蘇(そ)家の策略で追い詰められる中、愛と憎悪が複雑に絡み合い、登場人物たちの関係がさらに混迷を深めていくのでした。

ネタバレ

第20話では、主人公たちの運命が大きく揺さぶられる展開が描かれました。一見平穏に見える日常の裏で、陰謀と策略が交錯し、愛と信念が試される瞬間が続きます。

欧陽子虞(おうようしぐ)が追い詰められる

物語冒頭、欧陽子虞(おうようしぐ)は、宮市局の帳簿を調べ続けていました。彼の正義感が災いし、次々と敵を作る状況に周囲も心配顔。そんな中、宮市局の陰謀によって、彼は南方への出張を命じられます。しかし、彼はどうしても西洲へ行く必要があり、密かに計画を変更します。

謎の襲撃!謝小霓(しゃしょうげい)と承天(しょうてん)が危機に

謝小霓(しゃしょうげい)は、西洲へ織物の買い付けと風土を学びに行くことを決意。欧陽子虞(おうようしぐ)の同行を待てず、承天(しょうてん)と共に旅立ちます。しかし道中、謎の刺客に襲われ、二人とも重傷を負います。謝小霓は顔に深い傷を負い、承天(しょうてん)は命に関わる重傷を負うという最悪の事態に。

実はこの刺客、蘇功銘(そこうめい)が送り込んだものでした。刺客は任務を成功させたと報告し、蘇功銘(そこうめい)は「蘇文宇(そぶんう)のためだ」と言い訳しますが、蘇文宇(そぶんう)は激しく動揺。彼の良心は痛み、家族の策略に反発を感じます。

救世主・欧陽子虞!しかし癒えない心の傷

幸いなことに、欧陽子虞が現場に駆けつけ、瀕死の謝小霓と承天を救出。二人は何とか命を取り留めますが、謝小霓は自分の顔の傷を見てショックを受けます。「女は自分を美しく保つべき」という思いから、彼女は自分の姿を受け入れられず、欧陽子虞を拒絶します。

欧陽子虞は謝小霓の心を和らげようと粥を差し出しますが、彼女はそれを拒み、碗を割ってしまうほどの怒りと悲しみを見せます。一方、欧陽子虞は冷静に、襲撃の背後に蘇(そ)家がいることを伝え、「もう逃げずに立ち向かうべきだ」と諭します。

蘇(そ)家の悪事が加速!方家も窮地に

蘇(そ)家はさらに悪事を働き、方家を追い詰めます。主な商売相手を煽動し、方家に対して集団抗議を起こさせたのです。元香(げんこう) は銀が足りず大混乱に陥りますが、欧陽子虞が事前に銀を送っており、危機を回避することができました。しかし、蘇(そ)家の執拗な攻撃に方家は疲弊していきます。

複雑に絡む愛と憎しみ

蘇文宇は、謝小霓への思いと家族の策略の間で苦しみ続けています。一方で、元香(げんこう) は承天に想いを寄せている様子。そんな中、蘇文宇が「謝小霓が死んだ」と方家に伝えたことで元香はショックで倒れてしまいます。愛と憎しみが絡み合い、誰もが自分の立場に悩む展開に。

つづく