あらすじ

ードは幕を閉じます。

謝小霓(しゃしょうげい)たちは西州で優しい夫婦・江平川(こうへいせん)と阿蘇娜(アスナ)に出会い、彼らの助けで謝小霓の顔の傷が癒える。一方、江平川の治療で欧陽子虞(おうようしぐ)の記憶が蘇り、謝小霓との感動的な再会を果たす。二人は再び絆を深め合い、謝家の名誉を取り戻すため新たな決意を胸に抱く。

ネタバレ

第21話は、物語の中でも感動的な再会と、新たな希望が芽生える重要なエピソードです。西州の地で繰り広げられる新たな出会いや、秘められた過去、そして主人公たちの絆がさらに深まる様子が描かれています。それでは、詳しい内容を見ていきましょう!

西州での新たな出会い

物語は一か月後、西州に到着した謝小霓(しゃしょうげい)たちの場面から始まります。偶然にも地元の女性・阿蘇娜(アスナ)と出会い、彼女の店「香草堂」に案内されます。この店は、特製の化粧品や薬草を扱うお店で、阿蘇娜の夫・江平川(こうへいせん)は中原出身の医者。彼は謝小霓の顔の傷に気づき、「十日で治せる」と申し出ます。希望を抱いた謝小霓は治療を受けることに決め、一行は香草堂に滞在することになります。

友情と緊張感のあるやり取り

滞在中、阿蘇娜と江平川の親切なもてなしを受ける一方で、欧陽子虞(おうようしぐ)は謝小霓の顔の傷が気になりすぎて、そわそわ。そんな様子を見た阿蘇娜が「傷が治ったらすぐに彼女を娶りなさいよ!」と冗談を言うと、欧陽子虞(おうようしぐ)の顔は真っ赤に。彼の純粋さが垣間見えるシーンです。

一方、京城では、謝小霓の生存を信じている人々と、彼女の死を信じ込む人々の間で対立が深まっています。特に方氏の店が襲撃される事件が起こりますが、小琴(しょうきん)が現れ、「方氏は洛(らく)王府の保護下にある」と宣言して襲撃を阻止します。この一件で、謝小霓たちが西州に無事到着したことが京城にも伝わり、遠く離れた地でも希望が生まれます。

運命の再会と蘇る記憶

そして、最も感動的なシーンが訪れます。江平川の治療により、欧陽子虞の記憶が徐々に蘇ります。彼は夢の中で過去の楽しかった日々を思い出し、目を覚ますと謝小霓の元へ駆け出します。彼女が庭で花を眺めている姿を見つけ、「山茶花のような包子が好き?」と問いかけると、謝小霓は驚きと共に彼を振り返ります。そして、彼女が「包子」と呼びかけると、欧陽子虞は「霓兒姐姐」と答えます。

このやり取りで彼の記憶は完全に戻り、二人は抱き合い涙を流します。「もう二度と離れない」という欧陽子虞の決意に、これまでの苦難が報われたような感動が広がる瞬間です。

顔の傷が癒え、新たな旅立ちへ

十日間の治療期間が終わり、謝小霓の顔の傷は見事に癒えます。阿蘇娜が面紗を外すと、傷跡は跡形もなく消え、彼女は感謝の気持ちを江平川と阿蘇娜に伝えます。そして、江平川に弟子入りを願い出て、中原に美肌術を伝えたいと語ります。当初は断られるものの、謝小霓が心を込めて縫った母の形見に似た荷包(ポーチ)を渡すと、江平川は涙を流し、ついに彼女の弟子入りを受け入れます。

欧陽子虞は、謝家の汚名を晴らすために努力することを誓い、謝小霓も新たな決意を胸に秘めます。仲間たちと共に、これから始まる新たな戦いに向けて準備を進める場面で、エピソ

つづく