あらすじ
謝小霓(しゃしょうげい)の成長と欧陽子虞(おうようしぐ)との絆が深まる一方、歌姫館の謎の女性・艾塔(アイタ)の登場が彼女の心を揺さぶります。刺繍の技術を磨くために奮闘する謝小霓の姿は、彼女の情熱を象徴しています。一方、承天(しょうてん)と元香(げんこう) の恋模様が進展を見せ、二人の関係に微妙な変化が訪れる予感。そして、蘇(そ)家では蘇文宇(そぶんう)の暴走により、家族の名誉が危機にさらされる展開に。愛と葛藤が交錯するこのエピソードは、次回への期待を大いに膨らませる内容となっています。
ネタバレ
情熱と葛藤が織りなすドラマチックな展開
今回の『霓裳(げいしょう)/謝小霓(しゃしょうげい)』第22話、まさに人間模様が複雑に絡み合うドラマチックな展開でした。謝小霓(しゃしょうげい)は引き続き江平川(こうへいせん)のもとで学びながら成長を遂げていますが、その日々には思いやりと絆が溢れています。欧陽子虞(おうようしぐ)はそんな彼女を陰ながら支え続け、彼が用意した心のこもった薬膳スープが、謝小霓の心を温めていました。阿蘇娜(アスナ)まで協力して、謝小霓を休ませようと気を配る姿が微笑ましいですね。
しかし、物語はここで甘いだけでは終わりません。欧陽子虞(おうようしぐ)が歌姫館に通っているという話を聞いた謝小霓は心を乱されます。その歌姫館の謎の女性・艾塔(アイタ)が登場し、物語は一気に新たな方向へ動き出します。艾塔は両手同時に刺繍ができるという特技を持ち、謝小霓に新たな刺激を与えます。その競争心から、彼女は食事も忘れて刺繍の練習に没頭。欧陽子虞はそんな彼女を理解しつつも、心配する様子を見せます。彼女の右手で書いた文字が「包子(パオズ=肉まん)」だったことを見抜いた欧陽子虞との間には、ほのかなロマンスが漂います。
一方、承天(しょうてん)と元香(げんこう) の関係にも進展が。承天(しょうてん)が元香(げんこう) への贈り物を購入する姿は、彼女への深い想いを隠しきれないように見えました。謝小霓の「素直にならないと後悔するよ」という助言が、彼の恋心に火をつけたようです。
そして、舞台は一転してスキャンダラスな展開へ。蘇文宇(そぶんう)は自暴自棄に陥り、家族間での対立が激化。彼はなんと、蘇功銘(そこうめい)の意向に反し、顔文秀(ぶんしゅう)を強引に淮州へ送り返そうとします。彼女を無理やり閉じ込めた上での行動が、家族内でさらなる波紋を呼びました。蘇功銘(そこうめい)が怒りに任せて蘇文宇(そぶんう)を叩き、文秀を守ろうとする姿には、家族の名誉を守るための執念が見え隠れします。しかし、蘇文宇の反発により、事態はさらに泥沼化。彼の暴露によって家族の秘密が明るみに出る可能性が示唆され、緊迫感が高まります。
つづく