あらすじ

謝小霓(しゃしょうげい)が京城で新たな挑戦に踏み出し、香草堂を開店。しかし、成功の陰では元香(げんこう) とのすれ違い、ライバル・顔文秀(ぶんしゅう)との確執、そして蘇功銘(そこうめい)の陰謀が渦巻いています。一方、欧陽子虞(おうようしぐ)の助力により、小霓はさらに大きな計画を進めようと決意。果たして彼女は、この困難を乗り越え、成功を手にすることができるのか――?

ネタバレ

第23話では、主人公・謝小霓(しゃしょうげい)が京城に戻り、新しい挑戦を始める一方で、複雑な人間関係と陰謀が絡み合います。今回は、香草堂の開店をめぐる奮闘や、恋愛模様のすれ違い、さらに宮市局を巻き込む大きな策略が描かれています。

京城での新たな挑戦!香草堂の誕生

謝小霓と承天(しょうてん)は西州から帰還し、叔父夫婦に温かく迎えられます。小霓は帰宅早々、制衣店を改装し、胭脂水粉(化粧品)と成衣(既製服)を扱う新しい店舗「香草堂」を開く計画を提案しました。叔父夫婦は全面的にこれを応援します。

しかし、開店直後の香草堂は苦戦。誰も店に入ろうとしません。そこで小霓は大胆な賭けに出ます。街の女性に香草堂の化粧品を使ってメイクを施し、彼女を見違えるほど美しく変身させたのです。その光景に驚いた周囲の人々がこぞって店に押し寄せ、香草堂は一気に繁盛します。

元香(げんこう) の誤解と承天(しょうてん)の困惑

一方、承天が小琴(しょうきん)に礼を渡す場面を偶然目撃した元香(げんこう) 。彼女は承天が自分ではなく小琴を想っているのだと勘違いし、心を閉ざしてしまいます。元香の態度が冷たくなり、承天は戸惑いを隠せません。

宮市局を巡る陰謀

香草堂の成功は、ライバルである顔文秀(ぶんしゅう)に火をつけます。彼女は自分の化粧品店が香草堂に劣ると噂されていることに激怒し、謝小霓に敵意をむき出しにします。

さらに、陰謀の黒幕・蘇功銘(そこうめい)は小霓が生きて帰還したことを知り、驚愕。かつて彼女を抹殺しようとした計画が失敗していたのです。蘇功銘(そこうめい)は顔文秀に「香草堂を警戒するよう」命じ、さらなる策略を練ります。

欧陽子虞(おうようしぐ)の登場と策略

そんな中、小霓の心を支える欧陽子虞(おうようしぐ)が登場します。彼は蘇功銘の裏工作を探る一方で、宮市局の不正を暴こうとしていました。宮市局の統領・袁道成(えんどうせい)は、欧陽子虞の動きに危機感を抱き、商人たちを強制的に退場させようと画策。しかし欧陽子虞はそれに屈せず、さらなる調査を進めていきます。

つづく