あらすじ

第26話では、蘇文宇(そぶんう)と顔文秀(ぶんしゅう)の結婚式が大きな波乱を巻き起こします。鶏と結婚するという前代未聞の恥辱を受けた文秀は、蘇(そ)家との縁を断ち切る覚悟を固めます。一方で、宮廷内では劉子瑄(りゅうしけん)という新キャラクターが登場し、謝小霓(しゃしょうげい)との関係が物語の新たな展開を予感させます。それぞれのキャラクターが、愛憎と陰謀の渦に巻き込まれながら、物語はさらに複雑な方向へ進んでいきます。

ネタバレ

今回のエピソードは、結婚式から始まる怒涛の展開と、それぞれのキャラクターが抱える葛藤が見どころです。主人公たちの複雑な人間関係と、宮廷内外で動き出す策略の数々が、物語をさらに奥深いものにしています。

波乱の結婚式:鶏と嫁ぐ新婦

病に倒れた蘇文宇(そぶんう)は、父・蘇功銘(そこうめい)から「情けない息子」と罵られつつ、無理やり顔文秀(ぶんしゅう)との結婚を進められます。しかし、文宇は結婚式を拒否。そこで蘇功銘(そこうめい)は、代わりに一羽の鶏を用意し、なんと鶏と文秀を結婚させるという奇策に出ます。参列者たちは唖然とする中、文秀は屈辱を飲み込み、鶏と共に礼を交わします。

しかし、式後に文秀が文宇のもとを訪れると、彼の姿は消えていました。怒りと悲しみに打ちひしがれた文秀はその場で倒れてしまいます。混乱する蘇(そ)家に追い打ちをかけるように、文宇が天香楼(てんこうろう)にいるとの報告が。さらに、文宇が文秀に無理やり結婚を強要されたと噂が広がり、文秀の苦しみは頂点に達します。

「私はもう蘇(そ)家の嫁ではない!」

2日間何も口にしない文秀は、ついに決意します。「蘇(そ)家とは縁を切る」と。彼女は蘇文宇(そぶんう)に対して怒りをぶつけ、「これ以上蘇(そ)家の少奶奶(しょうないな、若奥様)として振る舞うつもりはない」と宣言します。

宮廷の陰謀と新キャラクターの登場

一方、宮廷では賑やかな取引が展開されています。香草堂(こうそうどう)の謝小霓(しゃしょうげい)は、脂粉(化粧品)の在庫不足を補うため、宮廷への販売網を広げようと奮闘中。そんな中、彼女は謎めいた采買大人(さいばいたいじん)・劉子瑄(りゅうしけん)と接触。彼はただの公務員ではなく、大将軍の息子であることが判明します。

劉子瑄は独特の個性を持つ青年で、謝小霓に興味津々。彼の登場により、香草堂の商売は一気に進展を見せますが、彼の影響力がどこまで広がるのかはまだ未知数。さらに、宮廷では蘇文宇が密かに采買人たちと繋がりを持ち始め、彼の動きが新たな波乱を予感させます。

文秀の覚醒と蘇(そ)家への宣戦布告

蘇文宇と顔文秀の関係は完全に破綻。それでも文秀は負けません。彼女は蘇文宇を呼び出し、彼の行動を咎めますが、文宇は冷たく「外では少奶奶として振る舞ってもいいが、家ではお互い干渉しない」と告げます。これに対し文秀は、「蘇(そ)家は私に一生償いきれない」と宣言し、蘇文宇に後悔させると誓います。

つづく