あらすじ
第29話では、ラン昭公主(らんしょうこうしゅ)と劉子瑄(りゅうしけん)の微妙な関係性が描かれつつ、欧陽子虞(おうようしぐ)が病気を装い公主を避ける場面が印象的でした。そして、謝小霓(しゃしょうげい)は競標大会でライバルたちとの激しい戦いに挑み、初選突破という快挙を成し遂げます。友情と敵意が交錯する中、顔文秀(ぶんしゅう)の策略がどう動くのか、次回も目が離せません!
ネタバレ
さて、第29話の始まりは、深夜の宮市局。劉子瑄(りゅうしけん)がこっそり松鼠(リス)に餌をあげているところを、ラン昭公主(らんしょうこうしゅ)に見つかってしまいます。でも、松鼠にあげていたのは、なんと眩暈(めまい)薬入りの棗糕(そうこう)!これに怒ったラン昭公主は、「命を粗末にしてはいけない」と彼を責め立てます。一方で、これを面白いと思ってしまうのが劉子瑄。二人の間に微妙な空気が流れます。
一方、主人公の謝小霓(しゃしょうげい)は、両親を思い出しながら陶笛を奏でています。「もし両親がまだ生きていたら…」と、切ない感情に浸る彼女。そんな中、劉子瑄がラン昭公主を訪ねてくるも、なんと彼女は欧陽子虞(おうようしぐ)だと勘違い。実際に現れた劉子瑄に、公主は大いに不満を抱きます。結局、天家(王室)からの指示で二人は青柳閣の招待を担当することに。しかし、公主は劉子瑄が嫌いで、欧陽子虞(おうようしぐ)を誘い街を散策しようとしますが、彼に断られてしまいます。
欧陽子虞の葛藤と策略
欧陽子虞は、公主の誘いを断るために病気を装います。彼の忠実な召使い・小路(しょうろ)は、彼のこの「芝居」に困惑しつつも協力。公主をうまく追い返すことに成功します。ところが、その後、欧陽子虞は謝小霓を訪ねることに。彼女の悩みを聞き、励ます姿に、彼の優しさが垣間見えます。商売の難しさに悩む謝小霓に、「商売の道は誠実が基本だ」とアドバイスを送り、さらには彼女の家族の冤罪についても触れます。欧陽子虞の言葉に、彼女は少しだけ光を見出します。
競り合う女たちと香料の争い
翌日、競標(オークション)大会が開催されます。謝小霓とライバルの顔文秀(ぶんしゅう)がそれぞれの香料を出品。謝小霓の香料は独自性が評価され見事に初選通過!一方で顔文秀も通過しますが、父・蘇功銘(そこうめい)からは「香草堂の方が優れている」と批判されます。これに怒り心頭の顔文秀は、謝小霓を恨む気持ちを強め、彼女を瑞園(ずいえん)から追い出そうと決意します。
次なる挑戦と友情の表裏
舅(おじ)夫婦が祝宴を開く中、第二ラウンドの大会が発表され、一店舗につき一人しか参加できないルールに。謝小霓は自ら挑戦を決意し、欧陽子虞の協力を断ります。彼女の自立心が光る一幕です。しかし、ライバルの顔文秀が策略を巡らせ、謝小霓に近づいてくる展開に…。彼女は謝小霓との友情を装い、橋の上で会話を持ちかけますが、裏には何やら不穏な思惑が…。
つづく