あらすじ
謝家と蘇(そ)家が織物の技術を競うコンテストは、2つの家のプライドと秘密がぶつかり合う激戦の場となる。最終ラウンドでは、謝家が「虹色の赤」をテーマにした布「幻彩羅」で勝利を収めるも、王族である欧陽子虞(おうようしぐ)の登場により、思いがけない展開に。果たしてこの勝負の裏に隠された思惑は何なのか?そして、蘇(そ)家の不正は暴かれるのか?波乱の展開に目が離せません!
ネタバレ
第3話は、織物コンテストの行方を巡る緊迫感と、それを彩るキャラクターたちの感情が交錯する見どころたっぷりのエピソードです。
運命の出会いとすれ違い
冒頭では、主人公・謝小霓(しゃしょうげい)が街中で宿敵ともいえる蘇文宇(そぶんう)と偶然再会します。彼女は蘇(そ)家の不正を疑い、怒り爆発!その場で蘇文宇(そぶんう)を罵倒しますが、実は彼には謝罪したい気持ちが…。しかし、謝小霓は全く聞く耳を持たず、兄の謝枫(謝楓(しゃふう))に連れ戻されてしまいます。
一方、家に戻った蘇文宇は、父親たちが裏で不正を働いていたことを薄々察知し、葛藤します。不正を認めたくない彼ですが、自分だけの力ではどうにもできない状況に追い詰められていきます。
第2ラウンド:固色対決
3日後、コンテストの第2ラウンドが始まります。この回のテーマは「布の色落ちを防ぐ技術」。両家の布を太陽の下で暴晒するという方法で勝負が決まります。結果は、謝家の布が色落ちせず勝利!謝家は歓喜に沸きますが、まだ勝負は終わりません。
最終ラウンド:赤の勝負
最終ラウンドのテーマは「赤」。謝小霓は悩み抜きますが、友人の欧陽子虞(おうようしぐ)が何気なく指差した虹を見てひらめきます。彼女は「虹色の赤」をテーマにした布を作ることを決意しますが、そのためには高価な材料が必要。兄の謝枫は反対しますが、彼女の情熱を見て応援することに。
一方、欧陽子虞(おうようしぐ)は街で迷子になり、包子(中華まん)を食べて代金を払わず、小商人に殴られて倒れるというトラブルを引き起こします。謝小霓は彼を必死に探し回りますが、コンテスト会場に姿を現すことができず、蘇文宇も心配して会場を抜け出します。
勝敗の行方
最終ラウンドでは、蘇(そ)家は鮮やかな赤色の布を披露。一方、謝家の布は一見地味ですが、光を浴びると虹のような色合いを放つ「幻彩羅(げんさいら)」という斬新な作品を完成させます。しかし、審査員長の袁道成(えんどうせい)は「テーマから外れている」として、謝家を失格にしようとします。
その時、現れたのは華美な衣装を身にまとった欧陽子虞!彼は王族であることを明かし、謝家の布を絶賛。公平な投票を提案し、謝家が見事勝利を収め、貢商としての地位を手に入れます。
隠された真実と新たな展開
しかし、欧陽子虞が実は王族であることを知った謝家の面々は動揺を隠せません。特に謝小霓の父は、彼がかつて「おバカ王子」として過ごしていた記憶を隠そうと決意します。また、蘇(そ)家の蘇功銘(そこうめい)はこの結果に納得せず、裏工作を画策。次回以降の波乱を予感させる展開となりました。
最後に、蘇文宇が謝小霓に花見の誘いをするシーンで締めくくられますが、彼女の心は複雑なようです。
つづく