あらすじ

第30話では、謝小霓(しゃしょうげい)が人間関係の摩擦と陰謀に立ち向かう姿が描かれました。顏文秀(ぶんしゅう)からの謝罪、欧陽子虞(おうようしぐ)との再会、小橘(しょうきつ)への献身的な行動、そして玉卿(ぎょくけい)の陰謀の発覚。さらに刘子瑄との友情が芽生えるなど、物語が大きく動き始める回です。謝小霓の優しさと機転が周囲に影響を与えつつも、陰謀や葛藤が絡み合い、視聴者を惹きつける展開となりました。

ネタバレ

第30話では、複雑に絡み合う人間関係と陰謀が描かれ、視聴者を惹きつける展開が満載です。今回は特に、主人公・謝小霓(しゃしょうげい)の優しさや機転が光り、彼女を取り巻く登場人物たちの心情が深く掘り下げられています。

顏文秀(ぶんしゅう)の告白

顏文秀(ぶんしゅう)はこれまでの冷酷な態度について謝小霓に涙ながらに訴えます。「自分は蘇文宇(そぶんう)と夫婦ではなく、孤独な立場だったからこそ、颜家で生き延びるために必死だった」と告白。これまでの行動は自己防衛のためだったと話し、過去を許し合いたいと懇願します。しかし、謝小霓は「許す許さないの問題ではない」と冷静に返答し、顏文秀(ぶんしゅう)の必死の訴えが届いたかどうかは不明瞭なまま終わります。

欧陽子虞(おうようしぐ)との再会

欧陽子虞(おうようしぐ)は瑞園の近くに新しい院を購入し、そこから宮市局を監視していることが判明。夜、謝小霓は遠くから聞こえる琴の音に彼を思い出して胸を熱くします。そしてある日、小琴(しょうきん)の案内で新しい院を訪れると、欧陽子虞(おうようしぐ)がそこに居ることを知ります。久しぶりの再会に心が通じ合い、二人はお互いの近況を語り合いながら甘い時間を過ごします。ただし、欧陽子虞(おうようしぐ)は宮市局の裏に潜む闇を探るため、慎重に行動する必要があることを謝小霓に告げます。

香料堂での困難

謝小霓は香料堂で冷遇されます。かつて顏文秀(ぶんしゅう)にいじめられた二人の女性が、彼女に嫌がらせをするため、わざと仕事を厄介なものにします。しかし、謝小霓は頭を使い、仕事を効率的に片付ける方法を編み出します。さらに、小橘(しょうきつ)の体調を気遣い、薬膏や安神湯を届けるなど、周囲への気遣いを忘れません。この献身的な行動に対し、玉卿(ぎょくけい)は「なぜ彼女だけ特別扱いなのか」と不満を募らせます。

玉卿の陰謀と蟾酥粉の発見

謝小霓は玉卿の枕に蟾酥粉が仕込まれていることを発見します。これが小橘の悪夢の原因だったことが判明。玉卿がライバルを減らすために仕掛けた罠だったのです。謝小霓はこの事実を玉卿に告げますが、「この件は無かったことにする」と宣言し、争いを避ける選択をします。

刘子瑄の友情

刘子瑄が謝小霓を手伝おうとする場面も描かれます。彼は花粉症で体調を崩しますが、謝小霓の薬膏によって症状が和らぎます。刘子瑄は「風信子を使った香膏を見つけた」と謝小霓に伝えつつ、「このことは秘密にしてほしい」と頼みます。友情が少しずつ芽生える二人の関係には、今後の展開が期待されます。

つづく