あらすじ
ラン昭公主(らんしょうこうしゅ)が中毒に倒れ、謝小霓(しゃしょうげい)が疑いをかけられる一大事件が勃発。欧陽子虞(おうようしぐ)や劉子瑄(りゅうしけん)、謝楓(しゃふう)の尽力で真犯人が明らかになり、謝小霓は無事に無実を証明される。事件後、紙鳶を揚げることで悪運を払う一同。しかし、ラン昭公主と劉子瑄の恋模様や、謝楓(しゃふう)の秘めた思いなど、それぞれの感情が交錯する余韻を残す回となった。
ネタバレ
『霓裳(げいしょう)/謝小霓(しゃしょうげい)~七色に輝く虹の如く~』第34話は、緊張感とロマンスが絶妙に絡み合う回でした。今回も目が離せない展開が盛りだくさん!以下、詳しくご紹介します。
桜の花びらと疑惑の毒事件
冒頭から、謝小霓(しゃしょうげい)と欧陽子虞(おうようしぐ)が軽い口論を繰り広げますが、桜の木にぶつかって花びらが舞い散るロマンチックなシーンで、怒りもどこか吹き飛びます。しかし、その平和なひとときも束の間、小橘(しょうきつ)が慌てて駆け込み、驚きの報告をします。なんと、謝小霓が作った桜餅を食べたラン昭公主(らんしょうこうしゅ)が中毒を起こして倒れたというのです!
この事件で、謝小霓は疑いをかけられ、劉子瑄(りゅうしけん)や謝枫(謝楓(しゃふう))は彼女の無実を信じて奔走します。一方で、ラン昭公主は毒を盛られたことに怒り、真相解明を強く求めます。宮市局が動き出し、証拠品の封印や調査が進む中、欧陽子虞(おうようしぐ)も謝小霓を全力で守る決意を固めます。
闇に潜む真犯人と新たなヒント
劉子瑄と謝枫は、厨房に潜入し証拠を探しますが、毒物が直接的に食材ではなく、調理器具に仕込まれていたことを突き止めます。これにより、事件の真犯人が顔を見せ始めます。それは、嫉妬心から策略を巡らせていた顔文秀(ぶんしゅう)。彼女は、計画通りに謝小霓を陥れるつもりでしたが、この策略が徐々に崩れ去っていきます。
さらに、欧陽子虞は侍女たちの会話を偶然耳にし、重要な手がかりを得ます。一方、瑞園で働く小雑役が毒を仕込んだ犯人として捕らえられますが、彼が背後にいる黒幕を明かす前に自害してしまいます。この展開には何か裏があると感じずにはいられません。
謝小霓、無実を晴らす
最終的に、欧陽子虞や劉子瑄の尽力で、謝小霓の無実が証明されます。ラン昭公主も彼女を信じ、事件を穏便に収めたいと考えますが、袁道成(えんどうせい)はこの件を朝廷に報告するかどうかで欧陽子虞と対立。二人の火花散るやり取りも見どころです。
事件が一段落した後、欧陽子虞は感謝の意を込めて宴を開きますが、謝小霓や謝枫はそれを固辞し、一同は紙鳶(たこ揚げ)を楽しむことで心を癒します。このシーンは、重い空気から解放される軽やかなひとときとして描かれました。
恋模様とそれぞれの思い
ラン昭公主と劉子瑄の距離が縮まり、微笑ましいロマンスの兆しが見られます。一方で、謝枫は過去の思いを抱えながらも、それを表には出さず、静かに見守ることを選びます。そんな彼を慰めるラン昭公主との会話も印象的でした。
つづく