あらすじ

国礼の制作を巡る陰謀により、謝家は無実の罪で流放を命じられます。流放の途中で刺客に襲われ、家族は次々と命を落とし、兄の謝楓(しゃふう)も妹・謝小霓(しゃしょうげい)を守るため命を賭けます。絶望の中で気を失った謝小霓は、趙通紳(ちょうつうしん)夫妻と雲娘(うんじょう)に助けられ、新たな希望を見出す展開に。悲劇の中に光を見出す物語が、これからどのように展開するのか注目です!

ネタバレ

第4話では、物語が一気に加速し、主人公たちの運命が大きく揺れ動く展開が描かれます。ここからは、ドラマチックな展開の全貌をお届けします!

国礼を巡る陰謀と裏切り

国礼の制作を任された謝家の一家。しかし、これが悲劇の始まりとなります。欧陽子虞(おうようしぐ)は、謝家の職人技を信頼しつつも、過去の記憶がよぎり、どこか違和感を抱いていました。一方、裏では袁道成(えんどうせい)と高大人(こうたいじん)が謝家を陥れるための陰謀を画策中。御赐(ぎょし)の高級珍珠粉(真珠粉)の代わりに、あえて劣悪な材料を用意し、謝家に濡れ衣を着せる計画が進行していきます。

御赐の衣装を着た西洲の使者が突然体調を崩し、袁道成(えんどうせい)は即座に天家(皇帝)に報告。これが引き金となり、謝家は一気に窮地に追い込まれます。官差(役人)が謝家を捜索し、証拠として未開封の「偽の珍珠粉」を発見。謝家の全員が大理寺(だいりじ)に連行され、厳しい取り調べを受けることに。

謝家への無情な判決

無実を訴える謝家。しかし、証拠が揃っているとされ、欧陽子虞(おうようしぐ)でさえも彼らを弁護する術を見つけられません。結局、謝家の四人は「流放(るほう:辺境への追放)」を命じられ、二度と都に戻ることを許されないという過酷な判決を受けます。

流放の途上、仆人たち(使用人)が涙ながらに見送りに駆けつけ、謝家の家族への忠誠心が胸を打ちます。しかし、陰謀を仕組んだ高大人と袁道成は次なる手を考え、謝家の再起を完全に阻止しようと暗殺計画を進めます。

運命の崖っぷち

流放中、謝家一行は謎の刺客に襲われます。謝小霓の父と母(しゃぼ)は、命を惜しまず子どもたちを守ろうとするも、その場で命を落としてしまいます。兄の謝枫(謝楓(しゃふう))は、妹の謝小霓(しゃしょうげい)を守るため、最後の力を振り絞って刺客を崖の下へ引きずり落とし、自らも命を賭けます。謝小霓は兄の最期を目の当たりにし、絶望の中で「生き延びる」と心に誓います。

希望の光

気を失い山中に倒れていた謝小霓は、偶然通りかかった名士・趙通紳(ちょうつうしん)夫妻に助けられます。彼女を救ったもう一人の恩人は、名高い布地職人である雲娘(うんじょう)。新たな出会いの中で、謝小霓は再び歩き出す力を得ていきます。

つづく