あらすじ
悪人たちが裁かれ、平和が訪れる中、謝小霓(しゃしょうげい)と欧陽子虞(おうようしぐ)がついに愛を確かめ合う感動的な結末を迎えます。友情、愛、そして正義が織りなす物語のフィナーレ。新しい未来へと歩み出した彼らの姿が印象的な第40話でした。
ネタバレ
『霓裳(げいしょう)/謝小霓(しゃしょうげい)~七色に輝く虹の如く~』第40話は、感動と余韻がたっぷり詰まった物語のクライマックス。愛と正義が交錯する中、それぞれのキャラクターが辿り着いた結末をご紹介します。
正義の裁きと新たな希望
物語は、劉子瑄(りゅうしけん)が公主(こうしゅ)を救出する場面から始まります。混乱の中で彼や欧陽子虞(おうようしぐ)、謝小霓(しゃしょうげい)も負傷しますが、袁道成(えんどうせい)は討たれ、顏文秀(ぶんしゅう)は捕らえられました。1か月後、顏文秀(ぶんしゅう)の罪が確定し、秋の刑執行を待つことになります。
かつて同じく雲錦庄(うんきんそう)で学んだ元香(げんこう) は、顏文秀の悲惨な姿を見て心を痛めます。謝小霓、元香(げんこう) 、承天(しょうてん)の3人は顏文秀を見舞いますが、彼女は正気を失い、すべてを謝小霓のせいだと叫びます。さらに、雲娘(うんじょう)を死に追いやったのは自分だと認め、承天(しょうてん)は深い悲しみに包まれます。こうして悪人たちが裁かれ、雲娘の魂も安らかに眠れるでしょう。
幻彩羅の秘密と再起の兆し
夜になると、欧陽子虞(おうようしぐ)と謝小霓は、彼女の父が残した笛の謎について話し合います。その笛を砕くと、中から幻彩羅(げんさいら)の秘伝書が発見されました。この秘伝書を元に、謝家の絹織物の名声が再び復活するのです。
競りの場で、謝小霓の新作「改良版幻彩羅」が絶賛され、公主も満足の笑みを浮かべます。こうして、謝家も香草堂(こうそうどう)も繁栄の道を歩み始めます。
愛を告白する欧陽子虞
欧陽子虞は謝小霓を郊外へ連れ出し、美しい景色を前に愛を告白します。「淮州で出会った時から、君を愛していた」と語る彼に、謝小霓も素直に応えます。2人の距離がぐっと縮まり、深い愛に包まれるロマンチックなシーンが描かれます。
幸せの連鎖と未来への約束
その後、元香と承天、小路(しょうろ)と小琴(しょうきん)のカップルが次々と結婚。賑やかな宴が開かれ、幸せの連鎖が続きます。しかし、欧陽子虞はまだ謝小霓の気持ちを完全には掴めていません。彼女は「もう少し考えさせて」と答えるものの、欧陽子虞は「夫人」と先走り、彼女を抱きしめます。そして「君に世界一素晴らしい結婚式を贈る」と約束します。
2年後、元香と承天には子供が生まれ、謝小霓もますます成功を収めています。しかし、欧陽子虞は変わらず彼女を待ち続けます。そしてついに、彼女に再びプロポーズ。「嫁いでくれるか?」と問いかける彼に、謝小霓は静かに頷きます。こうして2人の愛が成就したのです。