あらすじ
第8話では、小霓が文秀(ぶんしゅう)の策略により濡れ衣を着せられるも、仲間たちの助けを借りて困難を乗り越えます。一方、文秀の嫉妬とプライドが彼女自身を追い詰め、雲娘(うんじょう)から厳しい教えを受ける展開となりました。友情と努力の力を描いた感動的なエピソードでした!
ネタバレ
今回の「霓裳(げいしょう)/謝小霓(しゃしょうげい)~七色に輝く虹の如く~」第8話では、物語が一気に動き出します。主役の謝小霓(しゃしょうげい)は、陰謀と誤解が渦巻く中で奮闘し、その真価を問われる試練に立ち向かいます!
嫉妬と対立、火花散る謝小霓と顔文秀
冒頭では、顔文秀(ぶんしゅう)が謝小霓に詰め寄るシーンから始まります。文秀は、小霓が欧陽子虞(おうようしぐ)と結託して自分を陥れたのではないかと疑います。小霓は無実を訴えますが、文秀は聞く耳を持たず、「自分が小霓に劣るはずがない!」とプライド丸出しで対抗心を燃やします。
その夜、小霓が陶笛を吹いていると、子虞が現れます。小霓が彼に火災事件について問いただすと、子虞は「文秀が自ら招いたことだ」と冷たく言い放ちます。小霓はそんな子虞に興味がないと強がりますが、実は彼の行動が少し気になっている様子。子虞が去った後、小霓は子虞が大好物の包子を置いていったのを見て微笑む場面が印象的です。
刺繍対決!謝小霓vs顔文秀の意地
物語は刺繍大会へと展開します。今回から二人一組で作品を仕上げることになり、なんと小霓と文秀がペアに!文秀は「私がこんな田舎者と組むなんて」と不満たらたらですが、小霓も負けじと「どうぞ貴族のプライドで私に勝ってみせてください」と挑発します。
期限が迫る中、小霓は文秀の歩き方を観察してインスピレーションを得て、見事な「双面刺繍(ダブルサイド刺繍)」を完成させます。この技術と発想力で文秀を圧倒し、小霓が勝利!しかし、文秀は悔しさでたまらない様子。一方、小霓の努力が報われた瞬間は爽快でした。
陰謀の影、槐花(えんじゅ)の罠
勝負の余韻も束の間。突然、文秀が倒れ、全身に赤い発疹が!医者によると槐花(えんじゅ)の成分によるアレルギー反応だと言います。これにより、小霓が槐花を使った染料を故意に混ぜたと疑われる事態に。
実際、小霓はそんなことをしていないのですが、証拠がないため反論できません。結果、小霓は罰として三日以内に市場で10両の銀を稼ぐよう命じられます。このシーンでは、小霓の正直さと誠実さが強調され、彼女の人柄がさらに際立ちます。
市場での奮闘と友情の力
市場に出た小霓は、最初は売り上げが伸びず苦戦します。しかし、彼女の友人である元香(げんこう) や承天(しょうてん)が協力してくれたおかげで徐々に客が集まり、ついに目標の10両を達成!この友情の温かさと、困難を乗り越える小霓の姿に思わず胸が熱くなります。
一方で、文秀は小霓をさらに陥れようと画策しますが、雲娘(うんじょう)は彼女を厳しく諭します。「学びの場で最も大切なのは競争ではなく、共に成長すること」――この言葉に、文秀もどこか焦りを感じたようです。
つづく