あらすじ

結業試験が迫る中、弟子たちは首席繍女の座を目指して奮闘。謝小霓(しゃしょうげい)のチームは団結して大成功を収めるが、顔文秀(ぶんしゅう)の嫉妬と策略が波乱を引き起こす。一方、恋の予感が漂う謝小霓と欧陽子虞(おうようしぐ)の関係、次回への新たな伏線が見逃せない展開となった。

ネタバレ

第9話では、ついに結業試験が迫り、登場人物たちの絆や野望が浮き彫りになる展開が描かれました。今までの伏線が次々と回収され、感動と緊張が交錯する見どころ満載のエピソードです。

試練の始まりと熾烈な競争

結業の日を控え、雲娘(うんじょう)は「最も多くの注文を取った者を首席繍女(しゅせきしゅうじょ)に選ぶ」と発表。弟子たちはそれぞれのやり方で勝負に挑みます。主人公・謝小霓(しゃしょうげい)は、これまでの経験を活かし、独自のデザイン帳を仲間に配布。チーム一丸となって集市で勝負を挑みます。一方、野心家の顔文秀(ぶんしゅう)は、一人で上流階級の大戸に売り込みをかける作戦に。結果、彼女は5着しか売れなかったのに対し、謝小霓たちは驚異的な数の注文を獲得!この差が、二人の明暗を分けることに…。

秘密と嫉妬が渦巻く

そんな中、承天(しょうてん)が暴露した「欧陽子虞(おうようしぐ)が実は王族」という秘密に、皆が驚愕!特に顔文秀はその事実を知り、謝小霓が最初から知っていたのではと妄想を膨らませ、復讐心を燃やします。しかし、謝小霓は仲間たちとの信頼を深め、友情がさらに強固なものに。一方、元香(げんこう) は承天(しょうてん)への密かな思いを抱き続けますが、酒の力を借りても告白に失敗してしまう場面が微笑ましく描かれました。

結業試験と波乱の結末

いよいよ結業試験当日。雲娘と欧陽子虞(おうようしぐ)が審査員を務め、首席繍女が決定します。結果、謝小霓がその座を手にしますが、顔文秀は納得がいかず、元香(げんこう) が試験に参加せず承天が代わりに注文を取ったことを暴露。これにより、元香と謝小霓は罰として雲錦荘に残り、全ての注文を完成させることに。承天も半月間掃除を命じられます。

恋の予感と別れ

そんな中、欧陽子虞は謝小霓に「自分のために冬服を仕立ててほしい」と依頼。寸法を測る際、謝小霓がよろけると、彼が優しく支える場面が描かれ、二人の距離が少し近づきます。しかし、急な仕事で欧陽子虞は昌南鎮(しょうなんちん)へ向かうことに。別れ際、彼は玉佩(ぎょくはい)を謝小霓に渡し、「帰ったら取り戻す」と約束。謝小霓はその玉佩を見つめ、何かを思い巡らせます。

雲娘の思いやり

一方、雲娘は謝小霓を呼び出し、試験における処置について説明します。雲娘は、「謝小霓の才能を信じているが、試練を乗り越えることでさらに成長してほしい」と語り、彼女を励まします。このやり取りで、二人の間に深い絆があることがわかり、感動的なシーンに。

次回への伏線

エピソードのラストでは、雲娘の生誕祝いが近づき、元香がプレゼント選びに悩む姿が描かれます。その一方で、顔文秀は冷笑を浮かべ、また何かを企んでいる様子…。次回に向けて新たな波乱の予感が漂います。

つづく