あらすじ

記者の何珊(ホ・シャン)は、友人・費可(フェイ・コー)から謎のメモリカードを託されるも、彼は突如倒れて病院送りに。その後、彼の追悼会に招かれた何珊は、5人の見知らぬ人々と共に奇妙な状況に巻き込まれる。遺体のない棺、謎の遺言、そしてそれぞれが知る「費可」の正体が異なるという事実。果たして費可の正体とは何なのか?物語の幕が切って落とされました。

ネタバレ

空港での突然の悲劇

時代周刊の記者・何珊(ホ・シャン)は、旧友である費可(フェイ・コー)から緊急の電話を受け取ります。「直接会って渡したいものがある」とのことで、彼女は急いで空港に向かいます。

到着後、費可(フェイ・コー)と無事に再会するものの、なんと彼は彼女の目の前で突然口から泡を吹き、倒れてしまいます。救急隊が到着し、必死の応急処置が行われる中、何珊(ホ・シャン)はただ呆然。さらに、費可の名前を名乗らなかったため、救急車に同乗することはできませんでした。

そんな中、何珊の手には、彼が渡した謎の「メモリカード」が握られていました。このカードには一体何が入っているのか?そして、なぜ彼は何珊にそれを託したのか?何もわからぬまま、事態は急展開を迎えます。

謎だらけの追悼会

数日後、何珊のもとに1通の訃報が届きます。そこには「費可が病死し、追悼会が彼の故郷・崇安島で開催される」と記されていました。さらに、彼の遺言には何珊の名前も含まれているとのこと。

4月8日、何珊は車で定められた場所へ向かいます。迎えに来たのは、運転手兼助手の劉漠(リウ・モー)。彼女と同じ船に乗り込んだのは、無口な男性・程浩(チョン・ハオ)。20分ほどの船旅の後、彼らは崇安島に到着します。

費可の故郷である邸宅には、既に白髪の中年男性・陳樹発(チェン・シューファー)が待っていました。彼は南臨鉱業の董事長で、糖尿病を患っています。彼らの前に現れたのは、さらに2人の男女、外向的な萱児(けんじ)と控えめな女性・蘇倩(スー・チエン)。

この場に集められた5人は、全員が費可から遺言に名前を記されていた人物。しかし誰一人としてお互いのことを知らず、なぜ自分たちがここに呼ばれたのかもわかりません。

空っぽの棺と奇妙な要求

劉漠は5人を地下室に案内し、「費可との関係を話すように」と指示します。納得がいかない彼らでしたが、何珊が棺の蓋を開けて驚愕します。中には遺体がないのです。そして劉漠は、門を施錠し、「指示を守らなければ費可に会うことはできない」と言い残して去っていきます。

仕方なく、5人はそれぞれが費可と関わった過去を語り始めます。ところが、ここで奇妙な事実が発覚。彼らが知る「費可」は、それぞれ異なる人物だったのです。

費可の正体に隠された謎

最初に話し始めたのは陳樹発(チェン・シューファー)。「費可は私の娘・陳佳佳(チェン・ジアジア)の婚約者で、殺人犯だ」と告げます。2014年の春、娘が費可と知り合い、半年で婚約に至ったものの、陳樹発は彼を信用していませんでした。ある日、費可の家で食事をすることになりましたが、その住所を聞いた程浩(チョン・ハオ)が「それは彼の家ではなく、私の家だ」と断言。

ここで視聴者は、「費可」という人物が一体何者なのか、さらに興味を掻き立てられることになります。

つづく