ドラマ『新生』第2話では、物語が一気に加速し、登場人物たちの思惑が交差する緊張感あふれる展開が描かれます。今回は、主人公たちの信頼関係が徐々に崩れていく過程と、そこに隠された裏切りの伏線が明らかになります。以下、詳しいあらすじとネタバレをご紹介します。

物語は、主人公・費可(フェイ・コー)が、恋人の陳佳佳(チェン・ジアジア)の父親である陳樹発(チェン・シューファー)と初めて対面するシーンから始まります。費可(フェイ・コー)は堂々とした態度で、まるでその家(御錦豪庭の六号楼七〇一)が自分のもののように振る舞います。彼は茶に詳しく、8年前の特級白牡丹のお茶をふるまうことで、同じく茶好きの陳樹発(チェン・シューファー)に好印象を与えます。

さらに、費可は自分の家族についても正直に語ります。父親は土鉱部の普通の公務員で、母親は大学教授。しかし、母親が高級車「パナメーラ」を所有している点については、「叔父の店から譲り受けた試乗車」と説明しました。これに対して陳樹発は多少の疑念を抱きつつも、費可の人柄に惹かれるようになります。

費可と陳佳佳(チェン・ジアジア)の結婚

その後、費可と陳佳佳の結婚が決まり、両家の顔合わせが行われますが、費可の父親は仕事の都合で欠席。結婚式当日も「巡視組が父の職場に入ったため」との理由で姿を見せませんでした。陳樹発は電話でしか費可の父親と話したことがなく、一度も直接会うことはありません。

結婚後、陳樹発は1,000万元(約2億円)のカードを費可に渡し、「資金を運用してほしい」と託します。このころから費可の言動に少しずつ疑問が生じるようになるのですが、彼の巧みな話術により、それらの疑念は払拭されてしまいます。

運命の別荘生活と裏切り

結婚後、費可と陳佳佳は一時的に陳樹発の別荘に同居します。費可は家族との生活に溶け込み、陳樹発にいくつかの投資話を持ちかけます。一見魅力的な提案のように思えますが、その裏には巧妙な罠が仕掛けられていました。

特に、陳樹発が所有する「私鉱」を売却する話では、費可が「志沣グループ」の余志沣(ユイ・ジーフォン)という人物を仲介。しかし、この取引は極めて怪しいもので、費可は「打点のため」と称して4,000万元(約8億円)を手に入れた後、完全に姿を消してしまいます。

真相が明らかになったとき、陳佳佳は夫の裏切りに耐えられず、自ら命を絶ってしまいます。この悲劇的な結末を迎える中、陳樹発は費可の正体が完全な詐欺師であったことを知り、絶望の淵に立たされます。

つづく