あらすじ

陳樹発(チェン・シューファー)の娘・陳佳佳(チェン・ジアジア)の悲劇的な死をきっかけに、費可(フェイ・コー)という詐欺師の正体が少しずつ明らかになっていきます。程浩(チョン・ハオ)との出会いや信頼関係の崩壊、そして巧妙に仕組まれた策略が描かれる中、費可のさらなる目的が気になる展開に。果たして彼の狙いとは何なのか?次回のエピソードも見逃せません!

ネタバレ

第3話では、物語がさらに深まるとともに、登場人物たちの複雑な人間関係が明らかになります。今回のエピソードを通じて、信頼の裏切りがどれほどの悲劇を招くかが描かれています。

陳樹発(チェン・シューファー)の悲劇:娘の自殺

物語は陳樹発(チェン・シューファー)が別荘に戻るところから始まります。しかし、家の中は静まり返っており、娘・陳佳佳(チェン・ジアジア)の姿が見当たりません。不安に駆られた陳樹発が盥洗室(洗面所)の扉を開けると、そこには衝撃的な光景が広がっていました。浴槽の中で手首を切った娘が横たわり、赤く染まった水がその場の異常さを物語っています。

娘の死因について、程浩(チョン・ハオ)は「陳佳佳(チェン・ジアジア)はうつ病の兆候があったのではないか」と推測しますが、父親の陳樹発は当時仕事が忙しすぎて気づけなかったと後悔します。さらに、陳佳佳の死の背景には「費可(フェイ・コー)」という謎の男の影がちらついていました。費可(フェイ・コー)は巧妙に陳樹発の秘密を握り、彼を警察に行かせないようにしていたのです。

償還された4000万元と程浩(チョン・ハオ)の回想

陳樹発がこの悲劇を語り終えた直後、彼の携帯に銀行からの通知が届きます。驚くことに、費可が奪った4000万元が返金されていたのです。なぜ彼が突然こんな行動を取ったのか、その理由はまだ不明です。

その後、物語の焦点は程浩に移ります。程浩は「点石基金」という金融企業の幹部であり、2014年に費可と出会いました。二人の出会いは飛行機の中。費可が座っていた座席はエコノミークラスのアップグレード席で、食事や飲み物が提供されない状況でした。そんな費可を見かねた程浩は、気遣いから自分の分を分け与えます。この行動をきっかけに二人は意気投合し、連絡先を交換しました。

費可の巧妙な策略

その後、費可は程浩の家に数日間泊まることになりますが、「修理中の家が完成したらすぐに出ていく」と言いながら、結局居座ることに。彼は家事を手伝ったり、猫砂を片付けたりして、程浩の信頼を徐々に勝ち取ります。さらには、程浩のコロンビア大学卒業証書や高級なお菓子の包装を盗み、それを元に偽造品を作成。これらを利用して次なる詐欺の準備を進めていきます。

一方、慈善財団の海藤小安(かいとうしょうあん)が程浩にコンタクトを取りますが、程浩は費可に対応を任せます。ところが、費可はこれを逆手に取り、程浩になりすまして慈善イベントに参加。そこで陳佳佳と出会い、彼女を騙し始めるのです。

信頼の崩壊と新たな嘘

費可に完全に心を許していた程浩は、彼のために「老鼠倉」(インサイダー取引に似た不正口座)を作り、そこに投資を始めます。最初は慎重だった程浩も、次第に警戒心を失い、費可に全てを任せるようになります。しかし、ある日、程浩の出張便がキャンセルされ、予定外に早く帰宅したことで、事件が起きます。

家に戻った程浩が目にしたのは、用意された大量の果物と「費可の家族写真」。問い詰めると、費可は「両親が自分を訪ねてくるため、程浩の家を借りたい」と説明します。実際に訪ねてきていたのは、陳佳佳とその父・陳樹発でした。この瞬間、費可がまた別の嘘をついていることが判明します。

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つづく