あらすじ
物語の舞台は架空の王朝・大慶。名門「花家」は皇帝の疑念を買い、一夜にして家族は没落。男性たちは流刑に処され、残されたのは老若の女性たちのみ。絶望的な状況の中、長女の花芷(かし)は、それまでの慎ましやかな態度を捨て去り、自ら家族の再建に立ち上がる。
かつては名家の令嬢だった花芷は、独自の知恵と現代的な発想を駆使し、家族を支えるために商売に乗り出す。制氷の技術を活かした事業を皮切りに、刺繍工房や酒楼を立ち上げ、さらには国境地帯にまで事業を拡大。困難な状況を乗り越えながら成長していく彼女は、家族を守り抜く一家の柱へと変貌する。
一方、皇帝の命により花家を監視する「七宿司」の司使であり、王家の血を引く顧晏惜(こあんせき)は、最初は花家に敵対的な立場にあるものの、花芷の機知と勇気に心を動かされていく。二人は幾多の困難を共に乗り越え、次第に信頼と愛情を深めていく。しかし、顧晏惜もまた皇位争いに巻き込まれた悲しい運命を背負っており、その葛藤が物語にさらなる深みを与える。
さらに、花家の女性たちの成長も感動的だ。祖母の林婉(りんわん)は家の再建を託し、花芷に全幅の信頼を寄せる。姑母の花娴は長年耐えてきた夫の暴力に立ち向かい、妹の芍薬(しゃくやく)は医術を駆使して家族を支えるなど、それぞれが新しい道を切り開いていく。
このドラマは、女性の成長と家族の絆をテーマに、愛と希望を描いた壮大な物語。花芷が絶望の中から立ち上がり、未来を切り開いていく姿は、見る者に勇気と感動を与えるだろう。
各話あらすじとネタバレ
1話
嵐の夜、花芷(かし)は船の危機を救い、早くもその勇敢さを見せる。一方、宮廷内外では婚約問題、権力争い、七宿司(しちしゅくし)の陰謀が絡み合い、花家に迫る危機が浮き彫りに。最後に下された皇帝の厳命が、花芷と家族の運命を大きく揺さぶることに…。
2話
花家は顧晏惜(こあんせき)率いる七宿司(しちしゅくし)により突然の家宅捜索を受け、家族は崩壊の危機に直面します。花芷(かし)は動揺しながらも自分の信念を守るため奮闘し、母や女眷たちを支えます。一方、顧晏惜と花芷の運命的な出会いによって、新たな物語の幕が開かれます。
3話
花家の女性たちは、急変した生活に適応しようと奮闘する中で、家族内の不和や新たな危機に直面。一方、顧晏惜(こあんせき)は朝廷の冷酷な現実と向き合いながら、自身や家族の未来に思いを巡らせる。そして、花芷(かし)は父の教えを胸に秘め、これからの厳しい道のりに備える覚悟を固める。
4話
花家を再興しようと奮闘する林婉(りんわん)たち。しかし、信頼していた陳智(ちんち)の裏切りが発覚し、家族の窮地はさらに深まります。一方で、司使・顧晏惜(こあんせき)の冷徹な手腕が七宿司(しちしゅくし)を支配し、物語は大きな転機を迎えます。裏切りと陰謀が交錯する中、花芷(かし)は一族を守るために奮闘しますが、その行動が新たな波乱を呼び込むことになるのでした…。
5話
花家の存続をかけた奮闘が続く中で、花芷(かし)は家族の力で道を切り開く決意を固める。一方、芍薬(しゃくやく)と顧晏惜(こあんせき)が幼少期の絆を再び取り戻す感動的な瞬間も描かれた。そして退婚のため花家を訪れた沈家の老夫人が沈黙を選び、物語は次なる展開への期待を膨らませるエンディングを迎える。
6話
元日、花芷(かし)は家族を支えるため桃符を売り出すも、周囲の嘲笑にさらされる。しかし、沈淇(しんき)の助けによって事態は好転。顧晏惜(こあんせき)との再会では、互いに皮肉を交わしながらも、心に微かな変化が生じる。一方、花家は流刑を前に苦しい現実に直面し、顧晏惜の母の死の謎も浮上。沈淇は家族の反対を押し切り、花家を支えようとするが、彼自身も大きな試練に直面する…。
7話
沈淇(しんき)が父親に阻まれる一方で、花芷(かし)は自らの手で運命を切り開こうと奮闘します。顧晏惜(こあんせき)との再会を通じて、花芷は新たな可能性を見出し、家族との絆の再確認も果たしました。一方で、彼女の背後には謎めいた人々と事件が絡み合い、波乱の予感が漂います。
8話
第8話では、花芷(かし)が家族や使用人たちとの距離を縮めながら、紅果を使った商売で家を立て直そうと奮闘します。親族を救うための莫大な金額に挑む彼女の姿は、周囲を少しずつ変えていきます。一方、婚約解消や使用人の自由化など、大胆な行動を次々と実行する花芷。しかし、その裏では新たな波乱の予感が――。彼女の挑戦の行方に注目です!
9話
花芷(かし)が新たに考案したスイーツ「蜜弹儿」を通じて、彼女の才能が再び発揮される回。金銭トラブルや兄弟間の葛藤、さらには雨の中のロマンチックなシーンなど、見どころが満載です。また、夏金娥(かきんが)の陰謀や蝉露(せんろ)の裏切りといった新たな波乱要素も登場し、物語はますます盛り上がりを見せています。
10話
花芷(かし)が芍薬(しゃくやく)を家に招き入れたことで、二人の絆が深まる一方、芍薬を狙う刺客の影が忍び寄る。過去の火災事件に繋がる謎が浮上し、顧晏惜(こあんせき)は妹を守るために全力を尽くす。そして、花芷もまた命を懸けて芍薬を守る。緊迫の攻防の末、刺客を撃退するが、新たな危険が迫っていることを予感させる展開に。果たして、顧晏惜と花芷はこの脅威にどう立ち向かうのか?
11話
花芷(かし)は、母との絆を深めつつ、ユニークなアイディアで商売を発展させ、ついに家族と共に皇都で新生活をスタートさせる。新たな試練を前にしながらも、彼女は夢を実現するために全力で突き進む。
キャスト、登場人物

顧晏惜(こあんせき)
胡一天(フー・イーティエン)

花芷(かし)
張婧儀(ジャン・ジンイー)

沈淇(しんき)
呉希澤(ウー・シーザー)

芍薬(しゃくやく)
盧昱曉(ルー・ユーシアオ)