あらすじ

花芷(かし)が新たに考案したスイーツ「蜜弹儿」を通じて、彼女の才能が再び発揮される回。金銭トラブルや兄弟間の葛藤、さらには雨の中のロマンチックなシーンなど、見どころが満載です。また、夏金娥(かきんが)の陰謀や蝉露(せんろ)の裏切りといった新たな波乱要素も登場し、物語はますます盛り上がりを見せています。

ネタバレ

ドラマ『惜花芷(かし)~星が照らす道~』第9話は、花芷(かし)が困難な状況を知恵と工夫で乗り越え、周囲を驚かせる展開が満載の回でした。彼女の天才的なアイデアと、キャラクターたちの心の動きが絶妙に絡み合うストーリーが、視聴者をぐっと引き込みます。

花芷の新たな挑戦:「蜜弹儿」の誕生

花芷が新たに生み出した商品は、「蜜弹儿(みだんじ)」という甘いスイーツ。紅果(こうか)を竹串に刺して売るという発想は、拂冬(ふつとう)の協力によって実現しました。しかし、屋台も店舗もない花家では、街頭販売が唯一の手段。そこで、花芷は丫鬟(じょうろう)たちに花灯を模した頭罩(とうとう)をかぶらせ、顔を隠して販売させるという奇策を思いつきます。

一方で、夏金娥(かきんが)はこの計画に冷ややかな態度を崩さず、花芷に嫌味を連発。しかし、拂冬と抱夏(ほうか)が学堂の前で試しに販売したところ、子供たちに大人気となり、初日で117文もの売上を達成。この成功を見た他の侍女たちも次々と販売に参加するようになります。

トラブルと助け:抱夏と陳情の交流

販売中、抱夏がスリに売上金を奪われるというアクシデントが発生。しかし、たまたま通りかかった陳情(ちんせい)がこれを取り戻し、抱夏を助けます。その場面を目撃した花芷は、陳情に感謝を伝えますが、陳情がその後花芷を守る姿が彼女に新たな感情を芽生えさせます。

顧晏惜(こあんせき)との再会と雨の中の出来事

街中で偶然、馬車に乗る顧晏惜(こあんせき)と遭遇した花芷。彼は花芷をからかいながらも、彼女の頭を軽く叩いて去っていきました。さらに、雨宿り中に顧晏惜が花芷を庇う場面は、二人の絆を感じさせる印象的なシーンでした。その後、顧晏惜は花芷が作った蜜弹儿を伯父・顧成燾(こせいとう)にプレゼントし、その美味しさを絶賛されます。

顧晏恭の登場と兄弟のすれ違い

一方、顧晏惜の兄・顧晏恭(こあんきょう)は、花芷の露店を目にし、彼女の商売を妨害しようとします。しかし、顧晏惜が店を守るためにその場に現れたことで状況は変わり、顧晏恭は全商品を買い取る形でその場を収めました。兄弟二人の複雑な関係性が垣間見えるこのシーンは、視聴者に深い印象を残します。

夏金娥(かきんが)の陰謀と蝉露の裏切り

屋敷内では、蝉露(せんろ)が甘味を盗み出している現場を夏金娥が発見。これを花芷への攻撃材料にしようとしますが、果たして彼女の策略は成功するのでしょうか?夏金娥の野心と嫉妬心が、今後の展開に大きな波乱をもたらしそうです。

つづく