独孤伽羅~皇后の願い~

あらすじ

名家の娘・独孤(どっこ)伽羅(から)は、幼い頃に家族が権力者の陰謀によって迫害された経験から、強く自立して生きることを心に誓います。

後に夫となる楊堅(ようけん)は、その頃から非凡な才能を発揮し始め、勇敢で戦に長け、数々の武功を立てていきます。激動の南北朝時代、楊堅(ようけん)は隋の初代皇帝・文帝として即位し、中国を統一。文化・経済の発展にも力を注ぎました。

皇后となった独孤伽羅(から)は、夫・楊堅を献身的に支えます。二人は共に倹約を奨励し、楊堅が「開皇の治」と呼ばれる平和で豊かな時代を築き上げるのを助けました。その功績から、二人は「二聖」と称されるようになります。国の安定と民の安寧をもたらした隋の繁栄において、独孤伽羅は不可欠な役割を果たしたのです。

独孤伽羅と楊堅は、人生の様々な困難を共に乗り越え、常に深い愛情で結ばれた仲睦まじい夫婦でした。伽羅は、楊堅が良い政治を行い民を慈しむよう常に励まし、どんな状況にあっても質素倹約な生活態度を貫き通しました。二人の姿は、中国史上、理想的な皇帝夫婦として後世に語り継がれています。

この物語は、自らの信念を貫き、夫を支え、国を繁栄に導いた皇后・独孤伽羅の生涯と、彼女と隋の初代皇帝・楊堅との深い夫婦愛を描く歴史ドラマです。

各話あらすじとネタバレ

  1. 1話

    南北朝時代の乱世。北魏の皇帝・元修(げんしゅう)は追われる身となるが、独孤(どっこ)如願(後の独孤信(どっこしん)と楊忠(ようちゅう)に救われる。その際、「独孤天下」という不吉な予言がもたらされる。時が流れ北周の時代、柱国大将軍となった独孤信が都に帰還。皇帝・宇文覚(うぶんかく)は実権を握る従兄の太師・宇文護(うぶんご) に脅かされていた。独孤信の三人の娘、野心家の長女・般若(はんじゃく)、上昇志向の次女・曼陀(ばんた)、活発な三女・伽羅(から)は、それぞれの思惑を胸に秘めていた。般若は宇文護と密かに関係を持ち、皇后の座を狙う。曼陀は楊堅(ようけん)との縁談に不満を抱く。宇文護は独孤信に圧力をかけ、波乱の幕開けとなる。

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  2. 2話

    陶器を愛でていた独孤(どっこ)伽羅(から)は、街で派手にバラを撒く楊堅(ようけん)と最悪の出会いを果たす。誤って楊堅の従者を怪我させてしまい、文句を言いに来た楊堅と口論の末、大切な壺を叩き割ってしまう。その後、楊堅が父・独孤信(どっこしん)を訪ねてきたことで、二人は互いの素性を知り驚く。次女の曼陀(ばんた)は楊堅に一目惚れするが、伽羅は楊堅の軽薄さを心配し、宴席で彼に絡む。実は楊堅は権力者・宇文護(うぶんご) を欺くために放蕩者を装っていた。伽羅は姉・般若(はんじゃく)に諭され楊堅に謝罪に行くが、そこで楊堅は以前狩場で心惹かれた女性が伽羅であったことに気づく。一方、般若は宇文護と対峙し、父を守る決意を示す。そんな中、宇文護の部下・哥舒(かじょ)が独断で伽羅を誘拐するが、伽羅は機転を利かせて逃亡を図る。

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  3. 3話

    宇文護(うぶんご) の別荘の塔に閉じ込められた伽羅(から)は、火を放って助けを求める。駆けつけた楊堅(ようけん)らに救出されるが、飛び降りた際の衝撃で気を失う。娘の負傷に激怒した父・独孤(どっこ)信(どっこしん)は、宇文護への対抗を決意し、丞相の座を受け入れる。般若(はんじゃく)は宇文護への怒りを募らせる一方、父には皇后になるという野望を明かし、宇文護ではなく宇文毓(うぶんいく) に嫁ぐことを宣言する。その会話を盗み聞きした曼陀(ばんた)もまた、「独孤天下」の予言は自分だと信じ、皇后の座を夢見始める。一方、楊堅は朝廷で宇文護からの追及をかわすため病を装う。宇文護が様子を探るために送った医者も、伽羅の機転によって欺くことに成功する。しかし、楊堅が語った質素な将来の望みを聞いた曼陀は、彼に失望するのだった。

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キャスト、登場人物

独孤伽羅~皇后の願い~

独孤伽羅(どっこから)
胡冰卿(フー・ビンチン)

独孤伽羅~皇后の願い~

楊堅(ようけん)
張丹峰(チャン・ダンフォン)

独孤伽羅~皇后の願い~

独孤般若(どっこはんじゃく)
安以軒(アン・イーシュアン)

独孤伽羅~皇后の願い~

宇文護(うぶんご)
徐正溪(シュー・ジェンシー)