あらすじ
南北朝時代の乱世。北魏の皇帝・元修(げんしゅう)は追われる身となるが、独孤(どっこ)如願(後の独孤信(どっこしん)と楊忠(ようちゅう)に救われる。その際、「独孤天下」という不吉な予言がもたらされる。時が流れ北周の時代、柱国大将軍となった独孤信が都に帰還。皇帝・宇文覚(うぶんかく)は実権を握る従兄の太師・宇文護(うぶんご) に脅かされていた。独孤信の三人の娘、野心家の長女・般若(はんじゃく)、上昇志向の次女・曼陀(ばんた)、活発な三女・伽羅(から)は、それぞれの思惑を胸に秘めていた。般若は宇文護と密かに関係を持ち、皇后の座を狙う。曼陀は楊堅(ようけん)との縁談に不満を抱く。宇文護は独孤信に圧力をかけ、波乱の幕開けとなる。
ネタバレ
舞台は南北朝時代の乱世。権力争いが激しくて、もう毎日がサバイバルみたいな感じ。
物語は、北魏の皇帝・元修(げんしゅう)が、権力者・高歓(こうかん)に追われて、命からがら逃げるところからスタート。いやもう、皇帝なのにめっちゃピンチ!
「やばい、捕まる!」ってなったその時、颯爽と現れたのが、我らが主人公・伽羅(から)のお父さん、独孤(どっこ)如願(どっこじょがん)将軍と、盟友の楊忠(ようちゅう)将軍!かっこよすぎでしょ!間一髪で皇帝を救い出すんだ。
でね、逃げ込んだボロボロのお寺で、壁に書かれた謎の文字を見つけるの。これがなんと、未来を占うやつでさ。皇帝が試しに占ってみたら…出ちゃったよ、とんでもない予言が!
「帝星未だ明らかでなく、然るに独孤(どっこ)天下とならん!」
え、え、えーーー!?どういうこと!?皇帝の星はまだ見えないけど、独孤家が天下を取るってこと!?これ、皇帝の前で言っちゃう!?ってヒヤヒヤしたんだけど、皇帝・元修は「まあ、信じる臣下だし!」ってことで、独孤如願に「独孤信(どっこしん)」っていう新しい名前を授けるんだ。いや、太っ腹すぎん?それとも、この予言、めっちゃ気にしてる?(笑)
場面は変わって、時は流れ公元557年。北周の時代になってる。皇帝は宇文覚(うぶんかく)。でもね、この皇帝、どうも影が薄い…。実権を握ってるのは、いとこの宇文護(うぶんご) っていう太師(たいし)なのよ。この宇文護(うぶんご) が、もう野心ギラギラでさ!
そんな中、北の国境から独孤信(どっこしん)パパと家族が都に帰還!娘たちも一緒だよ。
独孤家には有名な三姉妹がいるんだ。
- 長女:独孤般若(はんじゃく)美人でしっかり者。お父さんが留守の間、家を取り仕切るデキる女。でも、実はすごい野心家…!
- 次女:独孤曼陀(ばんた)これまた美人だけど、お母さんの身分が低い(庶出)ことを気にしてて、上昇志向がめちゃくちゃ強い。プライド高め女子。
- 三女:独孤伽羅(から)本作の主人公!まだ子供っぽさが残るけど、賢くて活発。おてんば娘って感じかな?
皇帝主催の歓迎パーティーで、さっそく事件発生!
宇文護(うぶんご) が、みんなの前で皇帝・宇文覚(うぶんかく)に弓を向けるっていう、とんでもない暴挙に出るの!ひえー!ピリピリした空気の中、割って入ったのが、なんと我らが伽羅ちゃん!度胸ありすぎ!
その後も、宴席で嫌味な夫人に絡まれた曼陀が、持ち前の賢さで言い負かしたり、伽羅のお兄ちゃん(五男)が競馬でズルされて落馬させられた時には、伽羅と曼陀が食ってかかるんだけど、相手が悪くてピンチに…。そこに現れたのが、長女の般若!なんと、相手の馬の首を一突き!こ、怖っ!でも、その冷徹な美しさがたまらない…!
実はね、この般若姉さん、あの野心家の宇文護と秘密の恋人同士なんだよね!きゃー!般若は皇后になるのが夢で、「独孤天下」の予言を信じて、宇文護を皇帝にして自分が皇后になろうって企んでるわけ。宇文護もその気満々で、二人は密会を重ねてるんだ。うわー、ドロドロしてきたー!
一方、曼陀は楊堅(ようけん)っていう若者との縁談が進んでるんだけど、本人は全然乗り気じゃない。「楊堅(ようけん)って、ただの世子(跡継ぎ)でしょ?私は王妃になりたいの!」って、乳母に愚痴ってる。うーん、曼陀も野心的だねぇ。
そんなこんなで、宇文護の横暴はエスカレートするばかり。皇帝・宇文覚(うぶんかく)は、頼みの綱の独孤信(どっこしん)パパに「助けてくれ~!」って泣きつく始末。でも、宮殿を出たところで、独孤信は宇文護にバッタリ遭遇。「皇帝の味方するなら、タダじゃおかないぞ」って脅されちゃうんだ。
いやー、第1話から情報量多すぎ!
「独孤天下」の予言はどうなるの?
宇文護の野望は?
般若と宇文護の禁断の恋の行方は?
曼陀は望み通りの結婚ができるの?
そして、おてんば伽羅ちゃんは、この乱世でどう生き抜いていくの!?
つづく