あらすじ

宇文護(うぶんご) は般若(はんじゃく)への未練を断ち切れず、過去の出会いを回想する。夜、独孤(どっこ)家を訪れ般若に復縁を迫るが拒絶され、怒りから般若の首を絞めてしまう。その現場を伽羅(から)が目撃。般若は伽羅に、宇文護への愛よりも独孤家の未来と「独孤天下」の予言のために、政略結婚を選んだ覚悟を語る。一方、皇帝・宇文覚(うぶんかく)は宇文護への不満から宇文邕(うぶんよう)を辺境の同州へ左遷する。旅立つ宇文邕は伽羅に愛を告白し、戻ったら結婚しようと約束する。伽羅は戸惑いながらも承諾。楊堅(ようけん)にその悩みを打ち明ける。ラスト、般若と宇文護の密会を尾行していた伽羅は、宇文護の正妻・清河(せいか)郡主も二人を監視していることに気づき、衝撃を受ける。

ネタバレ

宇文護(うぶんご) 、般若への未練がダダ洩れ…

前回、般若(はんじゃく)にバッサリ振られちゃった宇文護(うぶんご) 。もう、見てるこっちが切なくなるくらい落ち込んじゃって…。側近の哥舒(かじょ)は「美女なんて他にいくらでもいるじゃないですか!」って言うんだけど、宇文護(うぶんご) にとっては般若じゃなきゃダメなんだよね。「俺の野望を理解してくれるのは般若だけだ!」って、もう完全に般若ロス状態。

ここでちょっと回想シーン。昔、まだ皇帝になる前の宇文覚(うぶんかく)に、宇文護が宴会で屈辱的な扱いを受けてた時があったんだって。身分が低いって罵られて、無理やり剣舞させられたり…。そんな時、唯一「それはおかしい!」って宇文護をかばってくれたのが、若き日の般若だったの!そりゃあ、一目惚れしちゃうよね~。宇文護の般若への想いの深さがわかるエピソードでした。

夜の密会…そして修羅場?!

般若への想いを断ち切れない宇文護、夜中にこっそり独孤(どっこ)家に忍び込んじゃうの!「伽羅(から)の誘拐の件は悪かった」なんて殊勝なこと言って謝るんだけど、般若の態度は氷のように冷たい。「あなたの本性は陰険で残忍すぎる。私たちに未来はないわ」ってキッパリ!

ここで宇文護が逆ギレ!カッとなって般若の首を絞めちゃうの!こ、怖いって!ちょうどその瞬間を、心配で見に来た伽羅が目撃!伽羅が声を上げたから宇文護は逃げていったけど、いや~、DV男の片鱗が見え隠れ…?般若、早く逃げてー!って思っちゃった。

長女・般若の覚悟と伽羅の涙

部屋に戻った二人。伽羅は「宇文護って最低!姉上にあんな乱暴するなんて!」ってプンプン怒ってる。でも般若は意外と冷静。「あれくらい、あの人の性格ならマシな方よ」って…。えぇぇ!?

伽羅は「姉上は宇文護が好きなんでしょ?なんで別の人と結婚するの?」って素朴な疑問をぶつけるんだけど、ここで般若が長女としての覚悟を語るのよね…。

「お父様は丞相だけど、兄上たちはまだ低い官位。もし父上に何かあったら独孤(どっこ)家は没落するかもしれない。だから、私たち娘が家を支えないと。『独孤天下』の予言もある。私は家族の栄光のために、宇文護への愛を捨てなきゃいけないの」

うぅ…切ない!自分の愛より家族を選んだ般若の覚悟に、胸が締め付けられました…。伽羅も、お姉ちゃんがそんな重いものを背負ってたなんて知らなかったって、ショックを受けてたね。

宇文邕(うぶんよう)、まさかの左遷と伽羅への告白

一方、皇帝になった宇文覚(うぶんかく)は、宇文護に権力を押さえつけられてイライラ。その八つ当たりみたいに、なんと宇文邕(うぶんよう)を同州っていうド田舎(しかも治安悪いらしい)の刺史に任命!ひどい!

伽羅はびっくりして、宇文邕(うぶんよう)を見送りに行くの。宇文邕は伽羅の前では「同州で手柄を立ててくるよ!」なんて強がってたけど、もう伽羅への想いが抑えきれない!

「伽羅…!」って、いきなりハグからの、おでこにキス!きゃー!

「必ず帰ってくる。帰ってきたら、君を妻に迎えたい」って、低音ボイスで告白!

伽羅は顔真っ赤!今までお兄ちゃんみたいに思ってた宇文邕からの突然の告白に、どうしていいかわからない!でも、遠くへ行っちゃう宇文邕を断れなくて、とりあえずOKして指切りげんまん…。え、これ、大丈夫なの?伽羅ちゃん!

伽羅の悩みと楊堅(ようけん)の困惑、そして新たな火種?

家に帰っても落ち着かない伽羅。訪ねてきた楊堅(ようけん)に「宇文邕のこと、お兄ちゃんとしか思ってなかったんだけど、断れなくて…」って相談。楊堅(ようけん)は「伽羅はまだ子供だなあ」って笑ってるけど…。

さらに伽羅は「皇帝って良い人?悪い人?良い人ならなんで宇文邕をあんな所にやるの?悪い人ならなんで父上は助けてるの?」って、楊堅も答えられない難問をぶつける!伽羅ちゃん、鋭い!

楊堅はその後、曼陀(ばんた)の様子を見に行くんだけど、追い返されちゃう。で、楊堅が帰った後、曼陀は侍女に「楊堅は輿に乗ってきた?」って確認してるの!うわー、曼陀、やっぱりステータス重視!

そしてラスト!般若と宇文護がこっそり会ってるのを心配して尾行する伽羅。すると、なんと宇文護の正妻である清河(せいか)郡主(せいがぐんしゅ)も、二人を尾行してるのを発見!えぇぇぇ!?これは一波乱ありそうな予感…!次回どうなっちゃうのー!?

つづく