カーテンコール 第15話 あらすじ/ネタバレ

夜が更けても、パク・セヨンの頭にはユ・ジェホンとの無邪気な笑い声や楽しい思い出がよみがえってくる。ジェホンはライフワークである幕引き劇を完成させ、それをグムスン老人に見せたいと願っていた。そして、セヨンに自分の内面を理解してもらうことで、自己紹介の正しい順番を伝えたいと考えていた。

しかし、平穏な生活は突然変化する。ペ・ドンジェの出現はジェホンの考えを中断させた。ドンジェはジェホンがセヨンに執著する理由を直接問いただす。ドンジェはジェホンの気持ちを知りながら、地位や名声を使ってジェホンを圧迫する。ドンジェの執拗な態度に、ジェホンはついに自分の気持ちを抑えきれず、ドンジェがセヨンとの結婚を望むのは、人生で唯一の「失敗」を埋め合わせたいからだと打ち明ける。しかし、その行動はドンジェに幸せをもたらすどころか、愛を得られない苦しみを与えていると指摘する。ジェホンはドンジェに自分の気持ちに向き合い、正しい選択をするよう忠告する。

一方、グムスンの体調は悪化の一途をたどる。セヨンはスン老人の気分を害さないために、ジェホンに引き続きリ・ムンソンになりすまして、最後の慰めを与えてくれるよう懇願する。ジェホンは快諾し、再び病室に入り、ムンソンとしてスンのそばに寄り添う。嘘がばれそうになったとき、ジェホンは勇気を出して真実を告白する。しかし、スンはすでにすべてを察しており、この期間に週りの人々がしてくれたこと、寄り添ってくれたことに感謝する。そして、晩年を笑い声と暖かさで満たしてくれたことに感謝する。

ジェホンはスン老人への感謝の気持ちを込めて、彼女のために特別に準備した幕引き劇を見てもらうことにする。それは単なる芸術の表現ではなく、スンへの深い愛情の告白でもある。

その頃、チョン・サンチョルはジェホンと酒を酌み交わし、感慨にふける。サンチョルは、この一見ばかげた芝居は、自分が綿密に計画した最後の仕事であり、スンがずっと自分の決断を支えてくれていたことを明かす。サンチョルの助けにより、ジェホンはついに本物のリ・ムンソンと出会う。

初対面で、ムンソンはジェホンとソ・ユンヒに良い印象を持たない。彼は利用され、無視されることに慣れていた。しかし、ジェホンは温かい牛骨スープで距離を縮め、お互いの世界を理解しようと努力する。ジェホンはムンソンにスンとの楽しい思い出を振り返らせ、海岸での散歩や竹林での会話など、親子の絆への憧れと追憶に満ちた場面を共有する。ムンソンもジェホンの誠意に心を打たれ、2人の間の隔たりは徐々に消えていく。

そして、ジェホンはムンソンをあの思い出の詰まった竹林に連れて行く。そこは、グムスンが永遠に後悔と悔恨を抱く場所である。スンは、行方不明になった家族を積極的に探さなかったことを何度も自責の念に駆られており、ムンソンも過去を受け入れ、未来への希望を語る。この時空を超えた会話の中で、それぞれが自分なりの答えと救済を探していく。

第15話の感想

第15話は、感動と驚きが詰まった素晴らしいエピソードでした。パク・セヨンとユ・ジェホンの関係が深まり、ジェホンの過去が明らかになるにつれて、物語はより複雑で興味深いものになっていきました。

特に印象に残ったのは、ジェホンがペ・ドンジェに自分の気持ちを正直に打ち明けたシーンです。ジェホンは、ドンジェがセヨンとの結婚を望むのは、人生で唯一の「失敗」を埋め合わせたいからだと指摘し、その行動はドンジェに幸せをもたらすどころか、愛を得られない苦しみを与えていると忠告しました。このシーンは、ジェホンの誠実さと勇気を示しており、彼のキャラクターの魅力をさらに引き立てています。

また、グムスンの体調が悪化し、ジェホンが再びリ・ムンソンになりすましてスンのそばに寄り添うシーンも感動的でした。ジェホンは、スンのために幕引き劇を上演し、彼女への深い愛情を表現します。このシーンは、ジェホンとスンの絆の深さを物語っており、視聴者の心を温かくします。

さらに、ジェホンが本物のリ・ムンソンと出会い、ムンソンが過去を受け入れ、未来への希望を語るシーンは、時空を超えた感動的なエピソードでした。このシーンは、物語に深みを与え、視聴者に考えさせられるものがあります。

つづく