被告人 第10話 あらすじ/ネタバレ

パク・ジョンウの予感が的中し、彼は再び月正刑務所へ送還される。 刑務所の門をくぐると、彼は広々とした運動場に一人取り残され、チャ・ソノと対峙することになる。 悪事を重ねるチャ・ソノは、パク・ジョンウの存在が自分をチャ・ソノとして演じることを妨げていると非難し、パク・ハヨンに危害を加えると脅迫する。 パク・ジョンウは怒りを抑えつつ、決意を新たにする。

牢房に戻ると、チャ・ソノは独房に移され、新しいルームメイトはシン·チョルシクだった。 シン·チョルシクの登場は、パク・ジョンウの脱獄計画に予期せぬ転機をもたらす。 一方、チャ・ソノの父親は弁護士を伴って面会に訪れ、衝撃的な秘密を明かす。 3年前に設立された脱税や賄賂のための幽霊会社が暴露され、チャ・ソノは捜査を受けることになったのだ。

徐ウネはソンギュとパク・ハヨンの行方を捜すため、検察官の友人であるミンギョンに協力を求める。 違法行為に抵触するものの、ウネの必死の訴えにミンギョンは承諾する。 シン·チョルシクはパク・ジョンウに、7つの扉を突破すれば脱獄できると告げ、希望の光が差し込む。

夜が訪れ、刑務所長はパク・ジョンウに面会を求める。 彼は、パク・ジョンウが独房に残した血文字からチャ・ソノの正体に疑念を抱いていた。 刑務所長は減刑を餌に、パク・ジョンウから情報を引き出そうとするが、パク・ジョンウは表面上は平静を装い、内心では思惑を巡らす。

翌日、カン・ジュニョクはパク・ハヨンの安否を気遣って面会に訪れる。 二人は直接言葉を交わさずとも、互いの気持ちを理解する。 一方、アメリカからの通報を受け、警察はジェニファー失踪事件の捜査を開始し、チャ・ソノに疑いの目を向ける。

逃亡中のソンギュはキム・ソク正の手下に遭遇するが、機転を利かせて逃走。 パク・ハヨンを見つけ出し、警察署に保護しようとするが、警察への恐怖心からパク・ハヨンはソンギュの手を離そうとしない。 ソンギュはパク・ハヨンを徐ウネの家に連れて行くことを決意するが、パク・ハヨンの高熱により状況は悪化し、病院に向かう。

病院でソンギュは再びキム・ソク正の手下と遭遇し、パク・ハヨンを守るため車銘グループの病院に連れて行く。 一方、パク・ジョンウはシン·チョルシクと脱獄計画を練り、ガラス片と偽の鍵を使って実行に移そうとする。

チャンスが訪れ、シン·チョルシクはガラス片を使って混乱を起こし、チャ・ソノを巻き込むことに成功する。 パク・ジョンウは怪我を負って病院に搬送されるが、救急車は車銘グループの病院へと向かう。 パク・ジョンウの脱獄計画は再び頓挫しそうになるが、テスが現れ、手錠を外して脱出に必要な物資を提供する。

重傷を負ったパク・ジョンウは、娘のパク・ハヨンに会うため病院へ戻る。 幾多の困難を乗り越え、彼はついに病床に横たわるパク・ハヨンと再会する。 その瞬間、すべての苦しみと忍耐が涙に変わり、父娘は強く抱きしめ合う。 久々の再会に喜びが溢れる。 波乱に満ちた逃亡と再会は、彼らがより複雑な課題と未来に直面することを予感させる。

第10話感想

第10話は、緊張感と感動が交錯する、見応えのある回だった。 パク・ジョンウの予感が的中し、再び月正刑務所に戻されたシーンは、絶望感に包まれた。 しかし、チャ・ソノとの対峙やシン·チョルシクとの出会いは、彼の脱獄への希望を再燃させた。 徐ウネの決意やソンギュとパク・ハヨンの再会は、ハラハラドキドキする展開だった。 そして、パク・ジョンウの脱獄計画は、まさに手に汗握るものであった。 重傷を負いながらも娘に会いに行く彼の姿には、父親としての強い愛情を感じた。

つづく