被告人 第11話 あらすじ/ネタバレ

チャ・ソノ一行人急いで車明病院に到著し、パク・ジョンウが再び姿を現したことを知り、緊張した捜索を開始します。病院では、パク・ハヨンが昏睡から目覚め、ベッドのそばにいる父親に母親の安否を尋ねます。パク・ジョンウは優しく彼女を慰め、安心して眠るように促します。しかし、彼が振り返ると、ソンギュが少し離れたところに立っており、申し訳なさそうに謝罪の言葉を述べていました。実は、ソンギュは自分の行動がパク・ジョンウにこのような大きな災難をもたらすとは知らなかったのです。二人は最終的にわだかまりを解き、和解します。

パク・ハヨンの安全のため、パク・ジョンウはソンギュの助けを借りて、彼女をできるだけ早く病院から連れ出すことを決意します。しかし、病院内外には彼らを追跡する人々がおり、状況は危機的です。パク・ジョンウはパク・ハヨンをソンギュに託し、自身はチャ・ソノらの注意を引きつけるため、備品室に隠れます。残念ながら、チャ・ソノは鋭い直感で血痕を辿って備品室にたどり著きます。しかし、ソンギュはすでにパク・ハヨンを安全に地下駐車場に移動させていました。

時間が経つにつれ、パク・ジョンウは追跡を振り切って地下駐車場に到著します。ソンギュと合流しようとしたまさにその時、キム・ソクが部下を引き連れて現れ、彼を窮地に追い込みます。パク・ハヨンの安全を確保するため、パク・ジョンウはソンギュに先に逃げるように指示し、自身は仮対方向に逃走します。最終的に、パク・ハヨンの安全を確認した後、心身共に疲弊したパク・ジョンウは重傷のため倒れてしまい、再び病室に連れ戻されます。

一方、ソ・ウネも病院に駆けつけ、気が気ではありません。ソンギュはパク・ジョンウの指示に従い、パク・ハヨンをマリア病院に無事に送り届け、適切な処置を施します。パク・ジョンウは再び刑務所の診療室に送られますが、今回は手術を受けず、偶然にも外科医である年老いた囚人の助けを借りて傷を縫合し、脱獄を図った事実を隠蔽します。

テスは昏睡状態のパク・ジョンウのベッドのそばで、偶然パク・ハヨンの写真を見つけ、心の中の疑念が消し飛びます。彼はついに、自分の義兄が無実であることを信じます。その後、チャ・ソノも病室を訪れ、長期の懲役に服することになるパク・ジョンウを冷ややかにあざけります。しかし、パク・ジョンウはただ黙って拳を握りしめ、心の中ではすでに次の脱獄計画を企てていました。

夜が訪れ、パク・ジョンウとシン·チョルシクは牢獄の中で新たな脱獄計画を練ります。彼らは食事を運ぶ機会を利用して巧みに道具を伝え、他の囚人たちの協力を得ます。年老いた囚人の助けを借りて、彼らは監視の死角を把握し、詳細な脱獄ルートを計画します。ついに、月が隠れた風の強い夜、パク・ジョンウは他の囚人たちの助けを借りて、様々な障害を乗り越え、看守長のオフィスを目指します。そこから自由への出口を見つけ出すつもりです。

ハラハラドキドキのクライミングを経て、パク・ジョンウはついに刑務所の屋上にたどり著きます。目の前の監視塔を見つめ、彼の目は決意に満ちています。しかし、最後の一歩を踏み出そうとした瞬間、背後から冷酷な声が響きます。「まさか、俺が気づいていないと思うのか?」その瞬間、空気が凍り付きます。パク・ジョンウは無事に脱獄できるのか、まだわかりません...

第11話の感想

第11話は、緊張感と感動が交錯する、まさにジェットコースターのような展開でした。パク・ジョンウの脱獄計画がついに実行に移され、ハラハラドキドキのシーンが続きました。ソンギュとの和解、パク・ハヨンとの別れ、そしてキム・ソクとの対決など、見どころ満載のエピソードでした。

特に印象に残ったのは、パク・ジョンウとソンギュの和解シーンです。ソンギュが自分の過ちを認め、パク・ジョンウに謝罪する姿は、とても感動的でした。また、パク・ハヨンを安全な場所に送り届けたソンギュの行動も、彼の優しさと勇気を示していました。

一方、キム・ソクとの対決は、まさに命を懸けた戦いでした。パク・ジョンウが必死に逃げ回る姿は、見ていて手に汗握りました。しかし、最終的にはパク・ハヨンの安全を確保するために、自身を犠牲にするという決断を下しました。このシーンは、パク・ジョンウの強い意誌と愛を感じさせるものでした。

つづく