被告人 第14話 あらすじ/ネタバレ
夜闇に包まれた屋上
警察の包囲網が迫る中、パク・ジョンウは敏捷な身のこなしで警察の目を盗み、夜の街に消えた。その足音だけが、静寂を切り裂いて響き渡る。
一方、カン・ジュニョクはソンギュが潜伏する旅館を訪れ、事件の真相を暴こうとする。しかし、チャ・ソノからの緊急の電話で中断を余儀なくされる。チャ・ソノは凶器と引き換えにパク・ハヨンを解放するという冷酷な取引を要求し、キム・ソクにパク・ハヨンを別荘に移送するよう命じる。
運命の再会
徐ウネの車に戻ったパク・ジョンウは、自責と無念に苛まれる。再びパク・ハヨンとの再会を果たせなかったのだ。その知らせを受けたシン·チョルシクはすぐに駆けつけ、2人は協力してパク・ハヨンを救出することを決意する。
同じ頃、ナ・ヨニは自宅でテレビ画面に映し出されるチャ・ソノの姿を見つめ、復讐の炎を燃やす。父が失った尊厳と栄誉を取り戻すべく、彼女は決意を固める。
危険な取引
徐ウネは1人自宅に戻る。不安を抱えつつも、パク・ジョンウの選択を理解する。一方、パク・ジョンウとシン·チョルシクはチャ・ソノをおびき出すため、運転手に扮して彼を人裏離れた場所へと誘導する。激突は避けられない。怒りに駆られたパク・ジョンウはチャ・ソノにパク・ハヨンの解放を要求し、激しい殴り合いとなる。しかし、チャ・ソノはキム・ソクにパク・ハヨンを殺すよう命じる。危機一髪、シン·チョルシクが助けようとするが、パク・ジョンウは彼を製止する。凶器こそがパク・ハヨンを救う唯一の方法だと悟ったのだ。
真実への道
カン・ジュニョクは徹夜で捜査を行い、ついに凶器の所在を突き止める。複雑な思いに駆られたパク・ジョンウは、長年埋めていた凶器を掘り起こす。その瞬間、カン・ジュニョクが現れ、2人は対峙する。カン・ジュニョクはすべてを白状するが、パク・ジョンウの問いかけに言葉を失う。結局、彼の貪欲さと利己心はシン·チョルシクの拳に敗れ、パク・ジョンウを見逃すしかなかった。
衝撃の真実
チャ・ソノは父から一族の裏切りを知り、さらに衝撃の事実を突きつけられる。彼は敏浩だったのだ。父の犠牲を提案されても、彼は苦悩しながらも現実の残酷さを悟る。
病院でソンギュは、警察の追及に耐えきれず、犯人はパク・ジョンウだと虚偽の自白をする。しかし、それはキム・ソクの脅迫によるものだった。自首をちらつかせたパク・ジョンウは、ついにチャ・ソノと再び対面する。しかし、チャ・ソノの狡猾さは健在で、パク・ハヨンを連れて最後の瞬間で逃走する。絶望に駆られたパク・ジョンウは追跡する。
最後の戦い
諦めないパク・ジョンウはチェ·デホン部長の力を使って、チャ・ソノを検察庁に誘い出す。同時に、シン·チョルシクは車家に入り込み、ナ・ヨニとウンスを人質にしてチャ・ソノの心理を揺さぶる(ウンスは実は本当に彼の息子です)。家族の危機に直面したチャ・ソノはついに折れ、パク・ハヨンを解放する。
徐ウネとテスはパク・ジョンウからの連絡を受け、すぐにパク・ハヨンを見つけ出す。少女は無事に家族のもとに帰還を果たす。教会では、無事を喜ぶ祖母が涙を流す。家族の再会は感動的で温かいものだった。その後、パク・ジョンウはパク・ハヨンを連れて公の場に現れる。彼は自首を宣言し、行動で潔白と娘への愛を証明する。この瞬間、彼らは孤独な闘士ではなく、世界に優しく見守られる家族となった。
第14話の感想
第14話は、緊迫感と感動が入り混じった、とても見応えのある回でした。パク・ジョンウの怒りと悲しみ、チャ・ソノの狡猾さ、そして家族の絆など、様々な感情が描かれていました。
特に印象に残ったのは、パク・ジョンウとチャ・ソノの対決シーンです。お互いの憎しみと執念がぶつかり合い、手に汗握る展開でした。また、パク・ハヨンが無事救出されたシーンは、見ていて心が温まりました。
つづく