被告人 最終回 第18話 あらすじ/ネタバレ
車銘グループ会長 チャ・ソノ(実はチャ・ミノ)がソウル中央検察官 パク・ジョンウによって殺人教唆などの罪で逮捕されたというニュースが野火のように広がり、社会全体が衝撃を受けました。メディアはこぞって報道し、真実が徐々に明らかになっていきます。
検察庁では、パク・ジョンウは放心状態のナ・ヨニに出会います。彼は感謝と慰めの言葉をかけます。なぜなら、ナ・ヨニは葛藤を抱えながらも息子 ウンスの父親像を崩したくないという思いから、重要な瞬間に彼に連絡してくれたからです。この母性愛に、パク・ジョンウは深い敬意を感じます。
取調室では、チャ・ミノは依然として権力を使ってカン・ジュニョクを脅そうとしますが、彼の最も頼りになる次長も逮捕されていることを知ります。カン・ジュニョクは悔恨の念に駆られ、真実を隠蔽するのに協力していた過去を明かし、検察官としての地位を失うことを覚悟した上で、パク・ジョンウに全面的に協力することを決意します。パク・ジョンウが握りしめている録音玩具魚からユン・ジスの優しい声が聞こえてきて、彼の心の最も柔らかい部分を瞬時に揺さぶり、彼はカン・ジュニョクを許すことを選びます。この寛容さは感動的です。
記者会見で、パク・ジョンウはチャ・ミノの真の姿を明らかにします。彼は兄を殺害し、その身分を乗っ取った罪人であるだけでなく、ユン・ジスとジェニファーを殺害した張本人でもあります。真実が世間に知れ渡り、チャ・ミノの偽善的な仮面は完全に剝がれ落ちます。
差し迫った法的製裁に直面したチャ・ミノは、精神異常を装って罰を逃れようとしますが、それも徒労に終わります。同時に、シン·チョルシクは勇気を出して自首します。証拠が揃えば、パク・ジョンウが彼の汚名を晴らすことができると知っているからです。一方、徐ウネは老爷子の再審に向けて準備を進め、老爷子の久しく会っていなかった妻を面会室に連れてきて、事件の進展を促そうとします。
チャ・ミノは精神鑑定を申請し、再び時間を引き延ばそうとしますが、パク・ジョンウは正義の側に立ち、裁判官と堂々と渡り合います。法廷では、パク・ジョンウはカン・ジュニョク、キム・ソクなどの証人と協力して、チャ・ミノの罪を一つ一つ暴いていきます。ユン・ジスが殺害された詳細は一つ一つ明らかになり、パク・ジョンウは悲しみを堪えながら、犯人を法の裁きを受けさせようと誓います。
重要な場面で、パク・ジョンウは最後の証人としてナ・ヨニを呼び出します。ナ・ヨニの証言は晴天の霹靂のように、チャ・ミノの真の姿を明らかにするだけでなく、ウンスが彼の息子であるという秘密も明かします。この母性愛と犠牲により、チャ・ミノはついに頭を下げ、偽装をやめます。
最終的に、パク・ジョンウは正義を代表して、チャ・ミノに死刑を宣告するよう裁判所に求めます。数日後、徐ウネも法廷に立ち、誤判を受けた老爷子の再審を勝ち取ろうとします。
チャ・ミノは月正刑務所へ送られ、そこが彼の罪の終著点となります。冷たい牢獄の中で、彼は嫉妬から堕落し、最終的に破滅に至るまでの自分の人生を振り返ります。一方、パク・ジョンウ、徐ウネ、そして彼らの仲間たちはホテルの部屋で勝利を祝い、患難の交わりを深めます。
パク・ジョンウは娘のパク・ハヨンを連れてユン・ジスの墓前に訪れます。パク・ハヨンの歌声が霊園に響き渡り、悲しみながらも母親への想いと愛が込められています。パク・ジョンウはパク・ハヨンに、咲顔と健康を保ちながら前へ進むことが、亡くなった人への最高の慰めであり、未来への最も確固たる約束であると告げます。
新しい任務が訪れ、パク・ジョンウは再びきちんとしたスーツを著て、捜査官たちを率いて出発します。今回も彼は正義の側に立ち、どんなに強い相手でも真実を追究する彼の歩みを阻むことはできません。
第18話の感想
第18話は、衝撃的な展開と感動的なシーンが満載でした。チャ・ミノの真の姿が明らかになり、彼の悪事が暴かれたのは痛快でした。しかし、真実を明らかにするまでの過程は、多くの犠牲を伴うものでした。ユン・ジスとジェニファーの死、カン・ジュニョクの葛藤、ナ・ヨニの苦悩など、胸を締め付けられるようなシーンが続きました。
特に印象に残ったのは、パク・ジョンウがチャ・ミノを許すシーンです。チャ・ミノは、パク・ジョンウの家族を殺害した張本人であり、許されるべき存在ではありません。しかし、パク・ジョンウは、復讐ではなく正義を選択しました。このシーンは、パク・ジョンウの心の広さと強さを示しており、非常に感動的でした。
また、ナ・ヨニの証言も印象的でした。彼女は、ウンスを守るために、チャ・ミノの息子であることを隠してきました。しかし、真実を明らかにするために、彼女は勇気を出して証言しました。このシーンは、母性愛の強さと、真実を追求する勇気を教えてくれました。
第18話は、正義が勝利する感動的な結末でした。チャ・ミノは罪を償い、パク・ジョンウは正義を貫きました。