被告人 第3話 あらすじ/ネタバレ

月下洞殺人事件発生直前、警察署では緊迫した対決が繰り広げられていた。パク・ジョンウは仲間を引き連れ、携帯電話を没収し、チャ・ソノの逮捕に向かう。しかし、風を察知した狡猾なチャ・ソノは姿を消し、猫とネズミの追いかけっこが始まる。激しい追跡の末、パク・ジョンウはチャ・ソノを追い詰め、彼の真の姿を暴く。累々たる罪を背負ったチャ・ミノだった。

指名手配されたチャ・ソノは、なんと両手を切断して指紋を消し、法的製裁を逃れようと企てる。さらにパク・ジョンウに挑発的な言葉を投げかける。しかし、パク・ジョンウは準備万端だった。録音ペンがすべてを記録しており、彼は声が偽装できない決定的な証拠になると確信していた。

時が4ヶ月経過し、弁護士の徐ウネはパク・ジョンウ事件の謎を解き明かすため、警察のオ・ジョンミンを訪ねる。オ・ジョンミンから、パク・ジョンウが逮捕された直後に「ユン・ジスを殺した」と言ったという衝撃的な事実を聞く。その背後にある真実が、霧の中の氷山の一角のように、深遠な意味を帯びてくる。

一方、刑務所では、パク・ジョンウは古い写真を繰り返し見つめていた。写真には、妻のユン・ジスと後ろ姿の男性が並んで写っており、この突然の「裏切り」に彼は心を痛めていた。記憶は糸の切れた凧のように、手が届かない。その頃、チャ・ソノは兄として生活を続けていた。表面上は順風満帆だが、内心は闇雲が立ち込めていた。匿名の手紙が届き、パク・ジョンウが記憶を取り戻したのではないかと不安に駆られる。

徐ウネは綿密な調査の結果、現場検証のビデオに重大な疑点があることを発見する。ビデオのデモンストレーターは右利きだが、パク・ジョンウは左利きだった。この発見は、警察の不適切な証拠収集を直撃する。カン・ジュニョク検察官は追及されても、大局のために仕方がなかったと主張する。

刑務所の面会室で、徐ウネはパク・ジョンウに手を差し伸べるが、拒否される。パク・ジョンウの唯一の願いは、失った記憶を取り戻すことだった。そうすれば、自分の無実を証明できる。感情が高ぶったパク・ジョンウは脱獄を試み、混乱の中でチャ・ソノを人質に取る。その時、看守のテスが現れて製止し、妻と娘を殺害したという非難を突きつける。それは心臓を刺すような言葉だった。

脱獄に失敗したパク・ジョンウは独房に入れられる。独房の外で、テスはユン・ジスと娘の合写真を手渡し、パク・ハヨンの居場所を覚えていることを示唆する。この写真は鍵となり、パク・ジョンウの封印された記憶の扉をゆっくりと開いていく。彼は自分が本当に許されない罪を犯したのか疑問を抱き始める。

カン・ジュニョクはパク・ジョンウが控訴を断念したという知らせを受け、驚きながらも一審を思い返す。彼はパク・ジョンウのすべての決断が、重い感情と責任を背負っていることを知っていた。しかし、すべてが解決したと思われた矢先、パク・ジョンウは最後の瞬間に翻意する。彼は小部屋の床に刻まれた「朴奉九」という文字を見つけたのだ。それは妻が恋愛中に彼につけた愛称だった。この発見は、記憶を取り戻す希望の光となる。

真実を追うため、パク・ジョンウは小部屋からの脱出計画を練り始める。しかし、現実は想像以上に残酷だった。彼は自分が記憶の中の部屋に閉じ込められているのではないことに気づく。絶望の中、末間のシン·チョルシクに助けを求めるが、過去の恨みから拒否される。幾多の困難に直面しても、パク・ジョンウは諦めない。彼は記憶を取り戻すことだけが、自分の無実を証明し、家族に真実を伝えることができると知っている。

被告人 第3話 感想

第3話は、緊迫感と衝撃が満載の展開で、最後まで目が離せない内容でした。特に、パク・ジョンウがチャ・ソノの真の姿を暴き、自らの無実を証明するために闘う姿には胸を打たれました。

また、徐ウネの献身的なサポートや、カン・ジュニョク検察官の葛藤など、登場人物それぞれの心情が丁寧に描かれており、ドラマに深みを与えていました。

特に印象に残ったのは、パク・ジョンウが失った記憶を取り戻すために奮闘するシーンです。彼は、断片的な記憶を頼りに真実を追い求め、その過程で様々な困難に直面します。しかし、諦めずに闘い続ける彼の姿は、希望の光を感じさせてくれました。

つづく