被告人 第8話 あらすじ/ネタバレ

朝焼けが差し込むパク・ジョンウの家。重苦しい空気は、朝の光も払拭できない。

9時、帰宅しようとしたソンギュは、家の前で待っていた警察に呼び止められる。昨晩、隣の家で異変を感じなかったかと尋ねられ、ソンギュは目を泳がせ、曖昧に口ごもる。

家に戻ると、ソンギュは疲労困憊で椅子に倒れ込む。その時、パク・ハヨンが眠そうな目をこすりながら部屋から出てくる。ソンギュは複雑な心境で、パク・ハヨンに父親は事件で忙しいと嘘をつき、巧妙に電話を繋ぎ、既に拘束されているパク・ジョンウと会話させることで、不安な心を宥める。

実は、ソンギュは事件当夜、パク・ジョンウの家に侵入し、眠っているパク・ハヨンを連れ出して自分の家に匿っていたのだ。

パク・ジョンウは、悪夢の中で再びあの血腥い夜に引き戻される。彼は部屋から飛び出し、血まみれのユン・ジスが倒れているのを発見する。彼女は最後の力を振り絞って、パク・ハヨンが失踪したことを告げる。パク・ジョンウは胸を締め付けられる思いでパク・ハヨンを探すが見つからず、ユン・ジスは彼の腕の中で息を引き取る。謎と悲しみだけが残り、彼は目を覚ます。

目を覚ましたパク・ジョンウは、診療室で激しく息を切らし、パク・ハヨンの名前を呼ぶ。女医は優しく彼の記憶を導き、徐ウネが現れてソンギュの消息を伝えるが、パク・ジョンウは依然としてあの夜家に侵入した謎の人物の正体が分からない。徐ウネが控訴を提案するが、パク・ジョンウは絶望的に首を横に振る。彼は、自分が犯人になることでしかパク・ハヨンを救えないと信じている。

一方、チャ・ソノの秘密を追っていた人物がついに現れる。彼女はチャ・ソノの名前を呼び、チャ・ソノは偽りの仮面を被り続ける。家に帰ると、ジェニファーという女性がナ・ヨニと会話をしている。彼女はナ・ヨニの旧友であり、チャ・ソノの秘密の恋人だった。ナ・ヨニの庇護の下、チャ・ソノは兄を亡くして記憶を失ったと嘘をつく。

ソンギュは旅館で眠るパク・ハヨンを見守り、後悔と葛藤に苛まれる。彼はキム・ソクからの指示と、心が揺らいで命令に背き、パク・ハヨンを保護した瞬間を思い出す。

刑務所では、パク・ジョンウの記憶は証拠を偽造した夜に戻る。謎の男の声が脳裏に響く。「パク・ハヨンを救いたければ、犯人になれ。」絶望とパク・ハヨンへの想いに駆り立てられ、パク・ジョンウは脱獄を決意する。同じ房の囚人から、自分が脱獄を企てたことがあると聞かされ、彼は決意を固める。

脱獄のため、パク・ジョンウは控訴を放棄し、死刑囚となることを受け入れる。より厳しい環境の死刑囚監に移送されることで、脱獄の機会を得られるかもしれない。

チャ・ソノの真の姿を知ったナ・ヨニは、苦しみから酒に溺れ、酒酔い運転で事故を起こしてしまう。その瞬間、チャ・ソノが現れ、ナ・ヨニの代わりに罪を被るが、彼の心にはより深い陰謀が渦巻いていた。

パク・ジョンウが控訴を放棄し、自分と同じ牢に入ることを望んだと知ったチャ・ソノは、絶好の殺害の機会だと考える。牢の中では、パク・ジョンウが無数の記憶と葛藤を経て、あの夜の真相を思い出す。家に侵入したのはチャ・ミノだった。その時、チャ・ソノが囚人服を著て冷咲しながら現れ、生死を賭けた戦いが始まる。

第8話感想

第8話は、緊張感と衝撃の連続で、目が離せない展開でした。特に、パク・ジョンウが脱獄を決意するシーンは、彼の強い意誌とパク・ハヨンへの深い愛情を感じさせるものでした。また、チャ・ソノの真の目的が明らかになり、今後の展開がますます気になります。

つづく