軍検事ドーベルマン 第11話 あらすじ/ネタバレ

ト・ベマンは復讐の炎を胸に秘めながらも、表面上は大人しく振る舞う。一方、チャ・ウインは自身の安全を守るため、ヨン・ムングに圧力をかけ、事件への関与を拒否する。

ヨム・サンソプから、ト・ベマンの父・ト・ソンファンの悲劇的な過去が明らかになる。軍用手榴弾の不正を告発しようとしたことで李宰錫(推定仮派)の怒りを買い、命を落としていたのだ。この真実を知ったト・ベマンは、不正と戦う決意を新たにする。

野心家のヨン・ムングは、ノ・ファヨンの軍部での権力を無視し、イ・ジェソクに接近して新たな協力関係を築こうとする。ノ・テナムは友人のビョン・サンホが虐待されているのを見て助けようとするが、アン・スホに阻まれる。アン・スホは裏で別の計画を企てていた。ノ・テナムは仕方なくヨン・ムングに助けを求め、物質的な支援でビョン・サンホの境遇を改善しようとする。

過去の過ちを償うため、ト・ベマンはチャ・ウインらと手を組み、軍内部の腐敗と戦うことを決意する。ユン・サンギとアン・ユラは記者として、法務官たちの勤務時間中の不適切な行動を暴露し、軍法の裁きを受けさせる。ト・ベマンはこの機会にシン・ミョンホに情状酌量を求め、やり直すチャンスを得る。シン・ミョンホは熟考の末、洪家を離れ、ホン・ムシュウとその妹・ホン・ケイギョクを告発し、正義の力を見せる。

ノ・ファヨンは、イ・ジェソクがこの一連の事件に激怒しているのを見て、特別調査チームの結成を提案し、ト・ベマンらを責任者とする。ト・ベマンは巧みに規則を利用して、ホン・ケイギョクの問題を調査対象に含め、叔母のト・スギョンをチームに加える。しかし、ソ・ジュヒョクはト・スギョンを見て異常な仮応を示し、今後の展開に伏線を張る。

緊張感に満ちた捜査の中で、ト・ベマンとチャ・ウインは共通の目標に向かって親密になり、二人の関係は微妙に変化していく。カン・ガシュンは傍観者として、チャ・ウインとト・ベマンの間の感情の変化に複雑な思いを抱く。彼は偶然、ウォン・ギチュンのハードディスクから重要な録音を発見するが、チャ・ウインに報告しようとした矢先、会社が突然差し押さえられ、これがヨン・ムングの報復であることに気づく。怒りを覚えるとともに、ヨン・ムングへの警戒を強める。

そして、最も予想外の展開が訪れる。開廷当日、チャ・ウインはなんとノ・ファヨンを証人として出廷させたのだ。この行動は、裁判にどのような影響を与えるのか? すべての謎は、今後のストーリーで明らかになる。

第11話感想

第11話では、緊張感とサスペンスがさらに高まり、物語が大きく前進しました。ト・ベマンの復讐への決意、チャ・ウインとヨン・ムングの駆け引き、ノ・ファヨンの陰謀など、各キャラクターの思惑が交錯し、目が離せない展開となりました。

特に印象的だったのは、ト・ベマンが過去の真実を知り、復讐への決意を新たにするシーンです。彼の内に秘めた怒りと悲しみが伝わってくるような演技が素晴らしかったです。また、チャ・ウインの葛藤やヨン・ムングの狡猾さなども巧みに描かれており、キャラクターの魅力がさらに深まりました。

つづく