軍検事ドーベルマン 第2話 あらすじ/ネタバレ
激闘の末、アレンを製圧したチャ・ウジンは、遠くIM社を見つめる。そこはかつて父が築き上げた会社であり、今は癒えない傷跡となっている。最愛の人と家業を失った彼女の心には、悲しみと怒りが渦巻いていた。
一方、ト・ベマンはユン・サンギからIM社の知られざる過去を聞く。30年前、この会社は業界で名を馳せ、軍とも関わりを持っていた。しかし、その転機はノ・テナムの母、ノ・ファヨン将軍と深く関係していた。韓国初の女性二星将軍であるノ・ファヨンは、絶大な影響力を持っていた。IM社の凋落は、軍事機密漏洩、株価操作、横領スキャンダルと、まるで週到に仕組まれた罠のように、チャ会長を奈落の底へ突き落とした。チャ会長の逮捕、会社の安値譲渡、そして突如襲った交通事故、すべてが不自然に映る。その裏には、ヨン・ムング弁護士の姿がちらつく。彼はノ・テナムのIM社買収を成功させただけでなく、この機会に自身の法律事務所を開設し、名利を手に入れた。
その頃、チャ・ウジンはアレンたちを秘密裏に監禁していた。セナとの因縁から、彼女の窮地を知った彼女は迷わず手を差し伸べる。映像証拠を突きつけられたセナは、理性と冷静さで選択を委ねられる。苦悩の末、セナは真実を隠蔽することを決意、アレンの失踪は瞬く間に世間の注目を集める。
ノ・テナムはそれを気にも留めない様子だが、ヨン・ムングは異変を察知する。彼はト・ベマンにカルテルバーの夜の真相を調査するよう命じ、法廷前に潜在的な危機を解決しようとする。ノ・テナムは問題をト・ベマンに押し付け、彼は事件そのものに好奇心と興奮を覚え、密かに調査を進め、アレンの家で紅髪の女性の痕跡を発見し、さらに掘り下げていく。
チャ・ウジンはト・ベマンの協力を感謝し、高級腕時計を贈り、これが最後の出会いになるかもしれないとほのめかす。その後、変身した姿で再びアレンの前に現れ、復讐計画を実行する。
部隊では、チャ・ウジンは服装問題で上官から難癖をつけられるが、彼女の意誌と屈しない姿勢は、この騒動をより一層不条理なものにする。そして上官の突然の発言、なんと新任師団長はノ・ファヨン将軍だったのだ。この事実はト・ベマンを驚愕させた。夜、ト・ベマンはヨン・ムングに調査の進捗状況を報告し、ノ・テナムへの疑念を打ち明ける。彼はノ・テナムと直接会うことを決意し、不快な出会いではあったが、彼の勇気と知性はノ・テナムの評価を得る。
就任式当日、ヨン・ムングはノ・テナムにセナに謝罪するよう指示するが、ノ・テナムの脅迫はセナの証拠を守る決意をさらに固める。一方、ト・ベマンとチャ・ウジンは移動中にソルレクの妨害に遭い、激しい格闘が繰り広げられる。チャ・ウジンの突然の介入で事態はさらに複雑化し、彼女は驚異的な戦闘力を発揮するだけでなく、意図的に多くの手がかりを残し、ト・ベマンに彼女の正体を疑わせる。
物語が進むにつれて、謎が次々と明らかになり、チャ・ウジン、ト・ベマン、ノ・テナム、ヨン・ムングの駆け引きは激しさを増していく。硝煙の立たない戦場で、それぞれが自身の目標のために戦い、真実のベールは今まさに剝がれ落ちようとしている。
第2話の感想
第2話は、怒涛の展開と衝撃の事実が明らかになり、ますます目が離せない内容でした。チャ・ウジンとアレンの激闘、IM社の過去、そして新任師団長の登場など、見どころ満載でした。
特に印象に残ったのが、チャ・ウジンの復讐心です。彼女は父と家業を失った悲しみと怒りを胸に、復讐を誓います。その姿は痛々しくもあり、応援したくなるような魅力がありました。
また、IM社の過去も衝撃的でした。ノ・ファヨン将軍とヨン・ムングの策略によって、チャ会長は奈落の底に突き落とされたことが明らかになりました。この事実が今後の展開にどう影響していくのか、気になるところです。
そして、新任師団長がノ・ファヨン将軍だったことも驚きでした。これは、チャ・ウジンとノ・テナムの対立に大きな影響を与えるでしょう。
つづく