軍検事ドーベルマン 第6話 あらすじ/ネタバレ
法廷で勝利を収めたノ・テナムは、栄光や尊敬を得るどころか、軍隊の同僚たちの茶飲み話のネタにされてしまう。彼の内なる苦悩と無力感は、誰にも理解されない。
一方、チャ・ウインはト・ベマンに復讐を誓い、3ヶ月以内に復讐を遂げると宣言する。その後、彼は鋭さを抑え、忠誠心を装ってノ・ファヨンに会い、彼女の信頼と受容を取り戻そうとする。
チャ・ウインは法務参謀のソ・ジュヒョクの偽善的な態度に怒りを覚える。ソ・ジュヒョクは表面的上ではチャ・ウインの敗訴を責めるが、内心では喜んでいる。この裏表のある態度に、チャ・ウインは仮撃せずにはいられない。二人は一触即発の状態になる。
真相を暴くため、チャ・ウインはト・ベマンを密かに呼び出し、カン・ガシュンとの秘密基地へ連れて行く。そこで、チャ・ウインはト・ベマンにイ・ジェソクの父親が愛国会の名を利用して、ト・ベマン、チャ・ウインの両親、そして多くの無辜の人々の死を招いた悲惨な過去を詳しく語る。さらに衝撃的なことに、ノ・ファヨンはイ・ジェソクの前任秘書官であり、軍の多くの高官が愛国会と密接な関係を持っていることが明らかになる。
軍隊でのノ・テナムの生活は地獄のようなものだった。ある偶然の機会に、彼は脱出の希望を見出し、迷わず逃走を選択する。ノ・ファヨンは息子の逃亡を知ると、表向きは厳しく追跡を命じるが、実際には家名が汚れるのを防ぐため、密かに情報を隠蔽する。彼女はすぐにヨン・ムングに連絡を取り、ト・ベマンを利用してノ・テナムを逮捕しようと企む。
一方、ト・ベマンは刑務所にいるアン・スホと交渉し、彼の早期出所を約束する。アン・スホは半信半疑である。まもなく、ヨン・ムングの命令が下され、ト・ベマンはノ・テナムの追跡を命じられる。彼は淡々と承諾するが、心の中ではすでに計画を立てていた。
ノ・テナムの逃亡を知ったチャ・ウインは、ト・ベマンが何か行動を起こすのではないかと心配し、ヨン・ムングの会社の前に張り込む。二人が会った後、ト・ベマンの言葉でチャ・ウインはすべてを悟る。彼はすでに計画を立て、わざとノ・テナムを逃がしていたのだ。
ノ・テナムは友人の助けを借りて、ソルレクの手配した密航ルートで脱出しようとするが、その背後に大きな罠が隠されていることに気づかない。チャ・ウインとト・ベマンはほぼ同時にノ・テナムの友人を発見し、彼の居場所を聞き出す。ト・ベマンは単身で危険を冒し、密航船に乗り込んでノ・テナムを探す。しかし、ソルレクが仕掛けた巧妙な罠に嵌ってしまう。危機一髪のところで、ト・ベマンは卓越した身のこなしと知恵で、難なく海に飛び込んで逃げる。
一方、ノ・テナムは当初の計画通り飛行機で逃亡しようとするが、空港でチャ・ウインに阻止されてしまう。二人は走り回る追いかけっこを繰り広げ、通行人の注目を集める。この様子を、イ・ジェソクの国防部長就任式に出席していたノ・ファヨンが目撃する。彼女は家族の醜聞が明らかになるのを防ぐことができず、怒りに任せてト・ベマンとチャ・ウインに直接対決することを決意する。正義と復讐を巡る嵐が、今まさに巻き起ころうとしている。
第6話の感想
第6話は、怒涛の展開と衝撃的な事実が明らかになり、目が離せない回でした。
ノ・テナムは法廷で勝利を収めたものの、軍隊の中では孤立無援の状態に陥り、苦悩と無力感に苛まれます。一方、チャ・ウインは復讐への決意を新たにし、ト・ベマンと協力して真相を暴こうとします。
特に印象に残ったのは、チャ・ウインがト・ベマンにイ・ジェソクの父親の罪を明かすシーンです。イ・ジェソクの父親が愛国会を利用して多くの人々の命を奪っていたという事実を知ったト・ベマンは、復讐への怒りを燃やします。
また、ノ・ファヨンとチャ・ウインの追いかけっこシーンもハラハラドキドキしました。ノ・ファヨンは家族の醜聞を隠蔽するために、チャ・ウインを抹殺しようとします。しかし、チャ・ウインはト・ベマンの助けもあり、なんとか逃げ延びます。
つづく