相続者たち 第15話 あらすじ/ネタバレ
華やかなパーティー会場で、レイチェルはタンへの仕返しとして、無実のヒョシンにキスをする。その様子を偶然目撃したヒョンジュは、驚きと困惑の表情を浮かべる。一方、ハン・ギエはパク・ヒナムの助けを借りて、書斎の金庫を開けることに成功。中からエスター・リーとユン室長の親密な写真を見つけ出し、次の計画の布石を打つ。
夜道を歩くウンサンとタン。酔った勢いでウンサンはタンに自分の気持ちを打ち明ける。タンは喜び、彼女を強く抱きしめる。しかし、その瞬間ハン・ギエから電話がかかってくる。彼女はタンに、婚約破棄を計画していると告げるが、タンは母親の介入を拒否する。
ヒョシンは個人的な理由で大学受験を放棄。両親は怒りを抑えつつ、来年再挑戦することを願う。ウンサンも学校で平穏な日々を過ごせず、体育の授業で同級生から仲間外れにされる。そんな中、ヨンドが騎士のように現れてウンサンを守る。ウンサンは彼に感謝する。
タンとヨンドの学校での衝突がエスカレートし、キム元とチェ会長が緊急に学校に呼ばれる。2人の成績は優秀だが、素行が悪いことを知り、彼らは驚きつつも指導を強化することを決意する。キム元は学校でヒョンジュと出会い、身元の暴露を心配する彼女を優しくなだめ、秘密を守ると約束する。
ハン・ギエは写真を切り札として利用し、エスター・リーに婚約破棄を承諾させる。家族同士の結婚騒動はひとまず収束する。しかし、ヒョンジュの期末課題のグループ分けは、タンとヨンドの介入によって複雑化。最終的にウンサンは2人の男子とチームを組むことになる。カフェで課題について話し合っている最中、タンは突然ボディガードに連れ去られてしまう。ウンサンは心配になり、ヨンドは彼女を乗せて金家へと向かう。
エスター・リーは結納品をすべて返却し、会長は激怒。タンを厳しく叱責し、軟禁を命じる。レイチェルは母親の決断に涙し、エスター・リーにタンへの真摯な気持ちを伝え、家族の犠牲にはなりたくないことを訴える。
タンの窮状を知ったウンサンは行動を起こす。家に帰ると、そこにはボディガードが張り巡らされており、彼女はさらに不安を募らせる。一方、会長はタンを鍛えるため、彼に株式を譲渡し、ユン室長を解任して金家に残し、タンに経営を教えるように命じる。タンはそれに興味を示さず、兄の業績を羨ましく思っていないことを明確にする。
タンが大株主になったというニュースは瞬く間に広がり、学校内外で騒然となる。ヨンドは課題を口実にタンの軟禁部屋に侵入し、2人で対策を練る。タンはヨンドに、キム元にすべてを説明するために脱出を手伝ってほしいと頼む。しかし、キム元の態度は冷淡で、タンに株式を放棄してアメリカに行くことを条件に出し、タンはそれを拒否する。兄弟の溝はさらに深まる。
家族の争いとプレッシャーに直面しても、タンとウンサンの愛は変わらなかった。会長はウンサンに、すぐに去るか、タンと貴重な15日間を過ごした後、未知の運命を受け入れるかの2つの選択肢を提示する。ウンサンは心を痛めながらも、タンの側にいることを選ぶ。2人は見つめ合い、言葉は必要なかった。その深い愛情は、千の言葉よりも雄弁だった。
第15話の感想
第15話は、物語が大きく動き出す重要なエピソードでした。タンとウンサンの愛が深まる一方で、家族の確執が表面化し、複雑な展開を見せました。
まず、タンとウンサンのラブラインは大きな進展がありました。酔った勢いでウンサンがタンに告白し、タンもそれに応えるというロマンチックなシーンが印象的でした。しかし、その後タンは家族の圧力にさらされ、軟禁されてしまいます。ウンサンはタンを救うために決意を固め、2人の絆がより強固なものになりました。
一方、家族の確執は深刻さを増しています。ハン・ギエはエスター・リーとの婚約破棄を画策し、会長はタンを厳しく叱責します。キム元もタンに冷淡な態度を取り、兄弟の溝は深まるばかりです。
第15話では、各キャラクターの心情が丁寧に描かれていました。タンの苦悩、ウンサンの決意、ハン・ギエの野心、会長の怒り、キム元の葛藤など、それぞれのキャラクターが抱える問題が浮き彫りになりました。
つづく