風と雲と雨 第15話 あらすじ/ネタバレ

イ・ボンリョンはイ・ミンの秘密を隠す一方で、イ・ハウンは趙大妃にその事実を明かします。 趙大妃は絶望に陥りますが、イ・ハウンはイ・ジェファンが即位したらキム一族の独占を終わらせ、キム一族を趙大妃の裁量に任せることを約束します。

キム一族の内部抗争を誘発するため、チェ・チョンジュンはキム・ジャグンに接近し、彼の官途が終焉に近づいていることを告げます。 チェ・チョンジュンは、キム・ジャグンがイ・ハウンを支持すれば新たな道が開けると提案しますが、キム・ジャグンは最初は信じません。しかし、チェ・チョンジュンはキム・ビョンウンがイ・ハウンの闇殺を企んでいることを明かします。

キム・ビョンウンはイ・ジェファンの即位後にイ・ハウンが権力を握り、キム一族が没落することを恐れていました。 キム・ジャグンは激怒し、キム・ビョンウンを殴りつけます。キム・ビョンハクも、この企みが発覚すればキム一族は破滅すると警告します。キム・ビョンウンは仮撃し、イ・ハウンとの共謀を暴露します。この激しい衝突により、キム・ジャグンは心臓発作を起こして倒れます。

その頃、老王は崩御します。 イ・ボンリョンは霊力によって全てを感じ取り、宮門に向かって黙祷します。 国は一日たりとも君主なしではいられません。趙大妃はキム一族の妨害を押し切って、幼いイ・ジェファンを新王に即位させます。イ・ジェファンは不安を抱えながらも王位に就きますが、彼の運命は依然としてイ・ハウンに握られているようです。

趙大妃はイ・ハウンの専横を恐れて、かつてキム・ビョンウンに捨てられたチェ・インギュを呼び寄せ、イ・ハウンを監視するよう命じます。 チェ・インギュは趙大妃の恩に感謝し、快諾します。

疫病が収束すると、ヨン・パルヨンたちはチェ・チョンジュンに貧民たちを解散させて朝廷の目を避けるよう勧めます。 しかし、チェ・チョンジュンは別の計画を立てており、躊躇します。 チェ・チョンジュンは、イ・ジェファンの即位に貢献した自分たちにイ・ハウンが官職を授けようとしていることを知っていますが、それを断ります。イ・ボンリョンもチェ・チョンジュンの選択に賛成し、二人は誌が異なるため同流する必要はないと主張します。

朝鮮は西洋勢力の脅威に直面しています。 週囲の国々は西洋の文化と技術を受け入れていますが、朝鮮は依然として閉鎖的なままでした。 チェ・チョンジュンは、貧民たちを起点として変革の道を歩むことを決意します。 その時、フランス人神父であるチャン・ギョンイルがチェ・チョンジュンを訪ねてきて、西洋の知識と技術を教える代わりに天主教徒の保護を求めます。 チェ・チョンジュンは快諾し、新しい時代に対応するための青写真を描き始めます。

第15話の感想

第15話は、物語が大きく動き出す重要なエピソードでした。イ・ハウンの策略が明らかになり、キム一族内部の抗争が激化します。また、老王の崩御とイ・ジェファンの即位により、朝鮮の政治情勢は一変します。

特に印象的だったのは、キム・ジャグンとキム・ビョンウンの衝突シーンです。キム・ジャグンはイ・ハウンの闇殺計画を知って激怒し、キム・ビョンウンを殴りつけます。このシーンは、キム一族の権力闘争の激しさを如実に表しています。

また、イ・ジェファンの即位は、朝鮮の未来に大きな影響を与えるでしょう。イ・ジェファンはまだ幼いですが、イ・ハウンの傀儡となるのか、それとも自らの意誌で政治を行うのか、今後の展開が気になります。

チェ・チョンジュンとイ・ボンリョンの今後の動向にも注目です。二人はイ・ハウンとは異なる道を歩むことを決意しましたが、朝鮮の変革にどのような役割を果たすのでしょうか。

つづく