風と雲と雨 第17話 あらすじ/ネタバレ
3年の歳月が流れ、イングランドの商船が新奇な品々を携えて漢陽に再び入港した。船には神父たちも乗り込んでおり、古都に異国情緒が漂う。一方、王位に就いたイ・ジェファンは中殿を立てず、趙大妃の圧力にさらされていた。趙大妃は権力を掌握しようと企み、イ・ハウンらは対抗策を練る。その策とは、身分の低い孤児を中殿に選び、趙大妃の野心を封じ込めるという大胆なものだった。
権力闘争の渦中、キム・ビョンハクは再び趙大妃の駒となる。趙大妃はチェ・インギュに江華へ向かい、キム・ビョンウンの動向を探るよう命じる。しかし、キム・ビョンウンはチェ・インギュへの恨みを抱いており、闇殺未遂事件が発生する。チェ・インギュは護衛の助けを借りてキム・ビョンウンを殺害し、生き延びる。
一方、三全道場は廃墟となり、ヨン・パルヨンら一行は苦しい生活を送っていた。3年前に逃亡したマンソクは、漢陽に戻り、使用人としてチェ・チョンジュンと再会する。喜びと涙が入り混じり、苦難の時間が癒される。
しかし、イ・ボンリョンはイ・ハウンに操られ、記憶を消され、チェ・チョンジュンとの過去を忘れていた。イ・ハウンはイ・ボンリョンの特殊能力を利用し、キム・ビョンウンのように政治的野心を達成しようとする。
王室選妃の知らせは、チェ・チョンジュンにイ・ハウンの地位を揺るがし、王室内部に潜入する好機をもたらす。チェ・チョンジュンは、貧しい出身ながら王妃の命格を持つミン・ジャヨンに目を付ける。チェ・チョンジュンの説得により、ミン・ジャヨンは朝鮮のために一肌脱ぐことを決意する。
ミン・ジャヨンの兄、ミン・スンホは家譜を売ろうとするが、マンソクに冷たくあしらわれる。チェ・チョンジュンは河俊浩として現れ、マンソクを懲らしめ、ミン・スンホを利用してイ・ハウンの長男、イ・ジェファンを計画に巻き込む。大盗チャン・サムソンに関する噂を流布し、イ・ハウンの注意を逸らす。
チェ・チョンジュンは、イ・ハウンがミン・ジャヨンの四柱を調べることを事前に察知し、偽の四柱を用意していた。ミン・ジャヨンの本当の四柱は、イ・ハウンの支配を覆し、民心を獲得する切り札となる。ミン・ジャヨンは無事に中殿に選ばれ、権力と愛をめぐる戦いが始まる。
チェ・チョンジュンはイ・ハウンに自分の帰還を宣言し、相手を震撼させる。激怒したイ・ハウンは、チェ・チョンジュンを捕らえようと兵を派遣する。チェ・チョンジュンはイ・ボンリョンを連れ去り、記憶を失った彼女と対峙する。チェ・チョンジュンは心を痛めながらも、この戦いに勝利する決意を固める。
第17話の感想
第17話は、物語が大きく動く重要な回でした。3年の歳月が流れ、登場人物たちの状況が大きく変化しました。
まず、イ・ジェファンが中殿を立てず、趙大妃の圧力にさらされている点が気になりました。趙大妃の権力欲は非常に強く、イ・ハウンらは苦戦を強いられています。しかし、イ・ハウンが身分の低い孤児を中殿に選ぶという大胆な策を練っている点は興味深いです。この策が成功すれば、趙大妃の野心を封じ込めることができるかもしれません。
また、キム・ビョンハクが再び趙大妃の駒として利用されている点も注目です。キム・ビョンウンへの恨みからチェ・インギュを殺害しようとするシーンは、緊迫感がありました。しかし、チェ・インギュは護衛の助けを借りてキム・ビョンウンを殺害し、生き延びました。この事件は、今後の展開に大きな影響を与える可能性があります。
つづく