風と雲と雨 第5話 あらすじ/ネタバレ

夜に包まれた漢陽。イ・ボンリョンはそっと家に帰ると、キム・ビョンウンが鋭い視線で待ち構えていた。キム・ビョンウンの追及にイ・ボンリョンは動揺するが、ナガクが巧みに嘘をついて彼女を救う。しかしナガクには裏の狙いがあり、イ・ボンリョンを将来の「投資」として利用しようと考えていた。

一方、キム一族は私利のために収容所を豪華な温室に変えようと企む。サンキョン派を使って収容所を破壊し、無辜の子どもたちを街頭へ追い出す。惨状を目の当たりにしたミン・ジャヨンは、崔道士に助けを求める。その道士こそ、薬房で彼女を助けたチェ・チョンジュンだった。

チェ・チョンジュンは王に手紙を書いて現状を訴えようとするが、王宮に手紙を届ける手立てがない。宗親たちに協力を求めるも拒否され、絶望に陥る。そんな中、興宣君イ・ハウンは特別な宴会の開催を条件に、手紙を届けることを約束する。

宴会には漢陽のトップ占い師たちが集まり、四柱八字で未来を占う。チェ・チョンジュンは非凡な才能で中宗の運命を正確に分析し、慶原君イ・ハジョンの父親の四柱から、息子がいないこと、そして唯一の息子も不幸な運命にあることを断言する。

一方、大妃娘娘の甥っ子であるチョ・デゴムは、イ・ボンリョンを宮殿に呼び、霊力で物品の所有者の運命を探る。イ・ボンリョンは眼鏡と腰の飾りから、王とイ・ハジョンの短命を予言し、チェ・チョンジュンの予測と一緻する。

事態が好転するかと思われた矢先、チェ・チョンジュンの師匠である山水道人が危機に陥る。蔡氏家門の財産相続書を持って漢江に向かう途中、チェ・インギュに襲撃される。山水道人はイ・ボンリョンに助けを求め、イ・ボンリョンは侍女のシャオダンを使ってチェ・インギュの追跡をかわす。

イ・ハウンは無事に手紙を王に届け、王は収容所を保護するよう命じる。しかしキム一族の勢力は根強く、王の命令は無視される。サンキョン派は再び収容所を襲撃し、子供たちの泣き声が響き渡る。

イ・ボンリョンは駆けつけようとするが、チェ・チョンジュンが一人で戦う姿を見る。彼は重傷を負いながらも収容所を守り抜き、チェ・インギュの緻命的な一撃を受けて意識を失う。

昏倒する直前、チェ・チョンジュンはチェ・インギュの姿を見て怒りと無念さをにじませる。この戦いは収容所の運命をかけた戦いであると同時に、正義と悪の激しい衝突でもあった。チェ・チョンジュン、イ・ボンリョン、そして光を求めるすべての人々にとって、未来は長く、不確実なものだった。

第5話感想

第5話は、衝撃と感動が入り混じった、非常にドラマチックな回でした。

まず、キム・ビョンウンとイ・ボンリョンの対峙シーンは緊張感が漂い、イ・ボンリョンの心の葛藤が見事に描かれていました。ナガクの登場は予想外でしたが、その後の行動には驚かされました。彼女の真意は不明ですが、今後の展開が気になります。

キム一族の横暴な行為には憤りを覚えました。無辜の子どもたちが犠牲になるのはあまりにも残酷です。しかし、そんなチェ・チョンジュンの姿には勇気と希望を感じました。彼は正義のために立ち上がり、命をかけて収容所を守ろうとする姿は感動的でした。

また、イ・ボンリョンの霊力を使った占いも興味深いものでした。王とイ・ハジョンの短命を予言するシーンは、今後のストーリー展開を闇示しているように思えます。

つづく