風と雲と雨 第6話 あらすじ/ネタバレ
夜が深まり、チェ・インギュは昏睡状態のチェ・チョンジュンを密かに連れ去ろうとした。その瞬間、イ・ボンリョンが駆けつけた。愛するチェ・チョンジュンが傷だらけの姿を見て、イ・ボンリョンの心は張り裂けそうになる。チェ・チョンジュンを救おうとするイ・ボンリョンだったが、チェ・インギュに一撃を食らい、意識を失ってしまう。
冷酷なチェ・インギュは、チェ・チョンジュンにさらなる残酷な仕打ちを加える。意識を取り戻したチェ・チョンジュンは、目の前にいるのが殺父の仇敵であることに気づき、絶望に打ちひしがれる。
チェ・インギュは、チェ・チョンジュンの命を盾に、イ・ハジョンらと共謀して王位を奪おうとした罪を自白するよう強要する。チェ・チョンジュンは頑なに拒否するが、その代償として拷問を受けることになる。
一方、金府で目を覚ましたイ・ボンリョンは、キム・ビョンウンの警告に怯えながらも、チェ・チョンジュンへの心配が募る。彼女はキム一族の印鑑を盾に、チェ・チョンジュンに危害を加えれば、予測不可能な事態を招くとキム・ビョンウンに警告する。キム・ビョンウンは恐れながらも、チェ・チョンジュンの監視をサンキョンに任せることに同意する。
イ・ボンリョンは、3日後に開催される施飯を利用してチェ・チョンジュンを救出する計画を立てる。しかし、傷だらけのチェ・チョンジュンを見て、彼女の心は痛みに耐えきれなくなる。彼女はチェ・チョンジュンに降伏を勧めるが、そこには別の思惑があった。チェ・チョンジュンはイ・ボンリョンの真意を理解し、自白書を書くことを承諾するが、その裏には別の計画があった。
チェ・チョンジュンは占いの術を使って、サンキョンが財産を失った秘密を探り当て、解決策を提示すると約束する。サンキョンはチェ・チョンジュンの言葉に従い、財産を取り戻すことに成功する。その見返りとして、サンキョンはチェ・チョンジュンの自白書を盗み出し、チェ・チョンジュンが指定した壁掛けの仏像の絵と交換する。
施飯の儀式当日、ヨン・パルヨンとサンキョンはチェ・チョンジュンを死体に見せかけて運び出す。しかし、計画が成功しようとしたその時、チェ・インギュの手下が異変に気づく。チェ・チョンジュンたちは官兵に包囲され、絶体絶命の危機に陥る。
その瞬間、ナガクとシャオダンが現れ、チェ・チョンジュンを救出する。一方、キム・ジャグンはイ・ハウンの長男の不祥事を証拠として握り、キム一族の中殿娘娘の誕生日宴でイ・ハジョンの謀仮を暴露すると脅迫する。イ・ハウンは苦悩するが、長男を守るために一時的に妥協せざるを得ない。
宴会の当日、チェ・チョンジュンも金府に現れる。彼はそこでイ・ジェファンと出会い、面相術を使って、イ・ジェファンが天子のような雰囲気を持っていると断言する。
宴会の席で、キム・ジャグンはイ・ハウンを追い詰める。イ・ハウンは苦悩の末、口を開こうとしたその時、チェ・チョンジュンが突然現れて、沈黙を破る。チェ・チョンジュンは、この場所に王の気配を感じ、イ・ジェファンに跪き、彼を未来の王であると宣言する。
この行動は、週囲の人々を驚愕させた。チェ・チョンジュンはもはや逃げることはしないと決意し、運命に立ち向かい、自分の手で運命を切り開き、天下に真の明君を見出そうとする。
第6話の感想
第6話は、緊張感とドラマチックな展開が満載のエピソードでした。チェ・インギュの冷酷さ、イ・ボンリョンの勇敢さ、チェ・チョンジュンの機転など、登場人物たちの個性が際立っていました。特に、チェ・チョンジュンがイ・ボンリョンの真意を理解し、自白書を書くことで窮地を脱するシーンは、見応えがありました。
また、ナガクとシャオダンの登場は、物語に新たな展開をもたらしました。2人の活躍によって、チェ・チョンジュンたちは危機を脱することができました。
一方、イ・ハウンの苦悩も描かれていました。長男を守るために、イ・ハジョンの謀仮を隠蔽せざるを得ないというジレンマは、見ていて辛かったです。
つづく