風と雲と雨 第8話 あらすじ/ネタバレ

チェ・チョンジュンはイ・ボンリョンが転落したと聞き、焦って彼女の行方を追います。一方、イ・ハウンは混乱の中で尊貴な翁主であるイ・ボンリョンを誤って殺してしまったと思い、唯一目撃者であるチェ・チョンジュンを消そうとします。しかし、チェ・チョンジュンも重傷を負っており、イ・ボンリョンを探している途中で力尽きて倒れてしまいます。幸いにも、親切な人に助けられ一命を取り留めます。

同じ頃、イ・ボンリョンは母の庇護のもとで危機を脱していました。

趙大妃は、イ・ハウン、イ・ジェファンとイ・ボンリョンを会わせ、イ・ボンリョンの霊力を使って未来を感知したいと考えていましたが、イ・ボンリョンが突然姿を消してしまいます。調査の結果、チェ・インギュがイ・ボンリョンを屋敷に閉じ込めており、それが失踪の原因であることが判明しました。チェ・インギュは重大な責任を負い、斬首の危機に陥ります。キム・ビョンウンは、チェ・インギュの職務を罷免し、江華へ追放することにしました。

チェ・チョンジュンが目を覚ますと、イ・ハウンの監視がつきまとい、今までにないプレッシャーを感じます。イ・ハウンは、自らの身を守るためにイ・ハジョンに真相を打ち明けようとしますが、イ・ハジョンはすでにイ・ボンリョンの失踪に気づいており、これを利用してキム一族の勢力を弱めようと企んでいました。イ・ハジョンの言葉に警戒心を抱いたイ・ハウンは、チェ・チョンジュンがキム一族のスパイではないかと疑い始めます。

イ・ボンリョンを探し出すために資金が必要になったチェ・チョンジュンは、刑曹大人であるキム・ビョンハクを訪ねます。チェ・チョンジュンは、未来を予測する能力を使って、未来に朝廷を支配する人物の秘密をキム・ビョンハクに明かし、多額の卦礼を手に入れます。この場面を目撃したイ・ハウンは、チェ・チョンジュンがキム一族のスパイであるという確信を深めます。

イ・ハジョンは、イ・ボンリョンの失踪を皇帝に報告し、キム一族を倒す機会を狙います。皇帝は、イ・ボンリョンを見つけ出すことができれば、イ・ハジョンを釐整庁总裁官に任命し、権力者一族の税収腐敗を監視する権限を与えると約束します。チェ・チョンジュン、キム・ビョンウン、イ・ハジョンたちは、それぞれイ・ボンリョンの捜索に参加します。

イ・ボンリョンは怪我のため高熱が続き、母娘は山を下りて治療を受けようと決意します。キム・ビョンウンの手下はそれを察知し、チェ・チョンジュンが派遣したスパイも情報を伝えてきました。チェ・チョンジュンは、命を顧みずにイ・ボンリョンを救出しようとします。禁軍も駆けつけ、矢が飛び交う危険な状況の中、チェ・チョンジュンはイ・ボンリョン母娘を守り、無事に宮殿に戻すことができました。

キム・ビョンウンとキム・ビョンハクは兄弟ですが、キム・ビョンウンは実子ではありません。そのため、兄弟間には闇流が渦巻いています。イ・ハウンは、チェ・チョンジュンがキム・ビョンハクを訪ねたことをキム・ビョンウンに伝え、兄弟間の猜疑と隔たりをさらに深めます。イ・ボンリョンが無事に戻った後、キム・ビョンウンはチェ・インギュを再び自分の駒として使うことを決意します。

夜が訪れ、チェ・チョンジュンはイ・ハジョンからの面会要請を受けますが、イ・ハウンが差し向けた刺客に襲われます。しかし、防弾チョッキを著ていたため、一命を取り留めます。イ・ボンリョンは、皇帝の前でイ・ハウンが自分を傷つけた真実を明かします。怒った皇帝は、禁軍を派遣してイ・ハウンを逮捕します。皇帝の尋問に、チェ・チョンジュンはイ・ハウンをかばい、すべての罪を否定し、皇帝にイ・ハウンを許すように懇願します。事態は再び複雑さを極め、今後の展開が不透明となります。

第8話の感想

第8話は、緊迫感とサスペンスに満ちた展開で、視聴者を釘付けにしました。チェ・チョンジュンとイ・ボンリョンの運命が大きく動き、物語は新たな局面を迎えたと言えるでしょう。

特に印象的だったのは、チェ・チョンジュンが未来を予測する能力を使ってキム・ビョンハクから卦礼を手に入れるシーンです。このシーンは、チェ・チョンジュンの能力の重要性を示すだけでなく、キム一族と李家との権力闘争が激化していることを闇示しています。

また、イ・ボンリョンがイ・ハウンに襲われるシーンも衝撃的でした。イ・ボンリョンの無実が明らかになり、イ・ハウンが逮捕されたことで、物語はさらに複雑さを増しています。

つづく