不滅の恋人 第10話 あらすじ/ネタバレ

緊張感漂う中、イ・フィはイ・ガンに秘密文書を突きつけ、鋭い視線で警告する。「これらの汚い取引の証拠は、いつでも公表できる。悪事を企てるたびに、その結果を考えろ。」そう言い放ち、シャオリンズを連れて決然と立ち去る。

怒りに震えるイ・ガンは、弓矢を手にイ・フィを射殺しようと追いかける。ユン・ナギョムはイ・フィの命が危ないと察し、必死にイ・ガンを止める。矢はイ・フィをかすめ、門枠に深く突き刺さる。イ・フィは辛くも難を逃れる。

翌日、イ・フィは大妃のもとを訪れ、世子継承式を早めることを提案する。イ・ガンの野心を断つためだ。大妃はイ・フィの功績を称え、兵権を与えるだけでなく、輔政を命じる。イ・フィはソン・ジャヒョンとの婚約の解消も懇願するが、大妃は直接承諾せず、ルシゲの身元を尋ねる。イ・フィは、ルシゲが命の恩人であり、見捨てることはできないと正直に答える。

住居に戻ったイ・フィは、床に落ちている紙切れを発見し、住処が調べられたことに気づく。シャオリンズも同様の報告をし、イ・ガンと倭寇の繋がりが確信に変わる。

世子継承式は盛大に執り行われ、大妃はイ・フィの功績を公表し、世子を輔佐する重責を託す。イ・ガンとチャンアン大君は、長年の計画が水の泡となったことに絶望する。式典後、イ・ガンはイ・フィを挑発するが、イ・フィは感謝の言葉を返し、イ・ガンが改心しない限り、自分の行動は止まらないと宣言する。

ユン・ナギョムは密かに大妃に、イ・フィとソン・ジャヒョンの結婚を占いで吉凶を占うことを提案し、吉日を選んで結婚させることを進言する。大妃は同意する。ユン・ナギョムはイ・フィの生年月日を記した紙片を手に、ソン・ジャヒョンの家を訪れ、婚約を発表する。ソン・ジャヒョンはユン・ナギョムの腰につけた装飾品を見て疑念を抱き、その意図を問いただす。ユン・ナギョムは巧みに言葉を濁すが、偽善は隠しきれない。

一方、チョ・ヨギョンは密かに殺し屋を雇い、ある民家を襲撃する計画を立てる。その陰謀は、闇闇に潜む何者かに知られてしまう。

ユン・ナギョムはイ・ガンとチャンアン大君に婚期を伝え、婚礼の日に一網打尽にする罠を仕掛ける。イ・ガンは、主上を寝宮に戻す際に火災を起こし、イ・フィに罪を著せて排除しようと企む。

イ・フィはソン・ジャヒョンを未来の住居に案内するが、イ・ガンが待ち構えていた。表面上は歓迎するが、その目は鋭く光っている。イ・ガンはイ・フィに闘争を諦め、平凡な生活を送るよう説得するが、イ・フィは断固として拒否する。倭寇に苦しめられた無辜の民衆を忘れることはできず、私利のために国を売ったイ・ガンを許すことはできないと告げる。

ソン・ジャヒョンはルシゲから、倭寇時代にイ・フィが耐え忍んだ苦難を聞き、感動と同時に心を痛める。涙を流しながらイ・フィを抱きしめ、ルシゲの救命の恩に感謝し、自分が側にいてあげられなかったことを悔やむ。

夜が深まり、嵐が近づいている。イ・フィとソン・ジャヒョンの愛は、この嵐の中でも揺るぎない。彼らは、未来は未知数で困難が待ち受けていることを知っているが、互いに支え合えば、どんな困難にも立ち向かうことができるだろう。

第10話の感想

第10話は、緊張感と感動が入り混じった、見応えのあるエピソードでした。特に、イ・フィとイ・ガンの対立が激化し、ついに決著がつくかと思わせる展開は、ハラハラドキドキしながら見守りました。

つづく