不滅の恋人 第17話 あらすじ/ネタバレ

夜が深まり、イ・フィは静かに去ろうとしたが、ソン・ドゥクシクの呼び声に足を止められた。ソン・ドゥクシクはイ・フィを妹を救い出した恩人と勘違いし、感謝の気持ちでいっぱいだった。イ・フィは振り返った瞬間、ソン・ドゥクシクとソン・ジャヒョンの母を驚かせてしまった。一方、イ・ガンがソン・ドゥクシクの動向を探るために派遣した密偵は、僧侶に見つかり、イ・フィの姿を捉えることなく撤退した。

一方、イ・ガンは朝廷で横暴な振る舞いをし、使臣を公開処刑し、もう一人の使臣を拘束し、重要な協定書を探すために驿館を捜索しようとした。大妃は激怒し、イ・ガンの行為を厳しく非難した。しかし、イ・ガンはイ・フィへの復讐を名目に、自身の権力を固めるためだと弁解し、チャンアン大君を軟禁して宗親への威嚇を示した。彼は朝廷を一人で掌握し、自分だけの王朝を築くことを主張した。

イ・ガンの捜索は失敗に終わり、彼はユン・ナギョムの兄に目を向け、倭寇の脅威に備えて兵を動員させた。そして、ソン・ジャヒョンが寺に身を隠していることを知ったイ・ガンは、部下に任せるのではなく、自ら寺に向かうことにした。

一方、ドゥ・ジョンゴはイ・フィとルシゲを連れて、拘束されている使臣を訪ね、新たな和解案を提案した。それは、両国が衝突を避け、過去の恨みは水に流すことであり、農業支援を提供することを約束した。ルシゲは使臣の帰国に同行し、イ・フィの誠意を伝えたいと申し出た。使臣は説得され、戦意の象徴である笛とイ・ガンの協定書のコピーを手渡した。これはイ・フィの仮撃の鍵となるだろう。

夜が深まり、イ・フィは帰路で微服私訪中のイ・ガンと遭遇した。急いで、彼はルシゲと幼い上王を連れて小道を通り寺に逃げ帰り、ソン・ジャヒョンをイ・ガンと残した。ソン・ジャヒョンは時間を稼ぐため、側室ではなく王妃になることを提案し、自分の安全を確保した。イ・ガンは彼女の変化に驚きながらも、彼女の情熱に心を動かされ、彼女を家に連れ帰り、警備を強化した。

イ・フィは幼い上王を安置した後、ソン・ジャヒョンを探しに戻り、イ・ガンに連れ去られるところを目撃した。宮殿に戻ったイ・ガンは、ユン・ナギョムの問い詰めに対しては言葉を濁すしかなかったが、ユン・ナギョムが突然妊娠を告げたことで複雑な心境に陥った。

翌日、イ・フィはソン・ジャヒョンの家に密かに訪れ、二人は互いに想いを伝え合い、将来は夫婦として会うことを約束した。イ・フィの安全のため、ソン・ジャヒョンはソン・ドゥクシクの衣服を巧みに利用して、堂々と彼を逃がした。同時に、彼らはルシゲを通じて情報を伝え、次の行動を計画することにした。

一方、ユン・ナギョムの兄とドゥ・ジョンゴは、チャンアン大君が軟禁されている場所で子供たちを大々的に捜索し、幼い上王を見つけ出そうとした。混乱の中、幼い上王はイ・ガンに救出され、ドゥ・ジョンゴはチャンアン大君に罪をなすりつけ、幼い上王を擁立して権力を奪おうとした。激怒したイ・ガンは、チャンアン大君を直接尋問し、最終的にドゥ・ジョンゴに処刑を命じた。

第17話の感想

第17話は、物語が大きく動き出す重要なエピソードでした。イ・フィとソン・ジャヒョンの再会、イ・ガンの横暴な振る舞い、そしてチャンアン大君の悲劇的な最期など、見どころ満載の内容でした。

特に印象的だったのは、イ・フィとソン・ジャヒョンの再会シーンです。二人は互いに強い想いを抱きながらも、立場上結ばれることができないという苦悩を抱えています。そんな中、イ・フィがソン・ジャヒョンの家を訪れ、互いの気持ちを確かめ合うシーンは非常に感動的でした。

また、イ・ガンの冷酷さも際立っていました。彼は権力を維持するために手段を選ばず、使臣を公開処刑したり、チャンアン大君を殺害したりと、残忍な行為を繰り返します。彼の行動は、権力への執著がいかに人を狂わせるのかを痛感させられます。

そして、チャンアン大君の死は物語に大きな衝撃を与えました。彼はイ・フィの父であり、李氏朝鮮の正統な後継者でした。彼の死によって、李氏朝鮮の未来はますます不透明なものとなります。

つづく