不滅の恋人 第2話 あらすじ/ネタバレ

時が経ち、イ・フィとイ・ガンは立派な青年へと成長した。しかし、イ・フィの心には、シャオ・イェンの記憶が影を落としていた。ある日、イ・フィはシャオ・イェンが亡くなった川辺を訪れ、過去の出来事を思い出す。そこにイ・ガンが現れ、安陽大君の名を出し、一緒に狩猟に出かけようと誘う。しかし、イ・フィは狩猟に興味がなく、断ってしまう。

一方、宮殿の外では、ソン・ジャヒョンが儀式の訓練を受けていた。しかし、彼女は眠気に耐えられず、訓練中も度々転倒してしまう。宮女たちは、勤勉なユン・ナギョムと比べて、ソン・ジャヒョンの怠惰さを指摘する。ソン・ジャヒョンは結婚を拒否し、その場を逃げ出す。

染料店を訪れたソン・ジャヒョンは、青い染料を購入しようとするが、店主は嘘をついて在庫がないと主張する。ソン・ジャヒョンは騙されていることに気づき、店主と争う。その際に染料瓶が割れ、ソン・ジャヒョンの服と地面が染まってしまう。店主は高額な賠償を要求し、ソン・ジャヒョンの侍女を抵当にしようとまで言う。

そこにイ・フィが現れ、染料の真偽を確かめる。イ・フィは店主の嘘を暴き、最終的に1両で解決させる。ソン・ジャヒョンはイ・フィに感謝するが、イ・フィは画家であるソン・ジャヒョンが染料の真偽を見抜けなかったことをからかう。ソン・ジャヒョンはイ・フィの無礼な態度を責める。イ・フィは自分の正体を明かし、ソン・ジャヒョンが自分の住まいを知ったら復讐に来ると挑発する。

朝廷では、世弟の冊立について議論が交わされる。右議政パク・ブギョンは、主上の弟の中から世弟を選ぶべきだと主張するが、ソン・ジャヒョンの父である大提学ソン・オクは時期尚早だと考える。主上は国喪が明けていないことを理由に、議論を保留する。

狩猟から戻った安陽大君は、イ・ガンの勇猛さを称賛する。しかし、寺の前で焼き肉をしたことで僧侶とトラブルになる。イ・ガンは金銭で解決するが、彼の傲慢な性格が垣間見える。

宮殿に戻ったイ・フィは、侍女のシャオリンズが自分のせいで罰を受けたことを知り、大妃に許しを請う。イ・フィは結婚の自由を望むが、大妃は王室の結婚は自由ではないと答える。しかし、イ・フィの強い意誌に折れ、最終的に彼の願いを認める。

ソン・ジャヒョンが家に帰ると、母親が賭博に興じていた。ソン・ジャヒョンは機転を利かせて、父親の帰りを理由に客を追い払う。しかし、父親のソン・オクはすでに異変に気づいており、母娘の行いを叱責する。

イ・ガンは、主上に狩猟の獲物を献上し、結婚について話し合う。イ・ガンは結婚を地位を固めるための道具と考えているが、イ・フィは愛する人と結婚したいと主張する。2人の考えは異なるが、イ・ガンはイ・フィが秘密を抱えていることに気づく。

不滅の恋人 第2話 感想

第2話は、物語が大きく動き出す重要なエピソードだった。イ・フィとイ・ガンの対照的な性格が浮き彫りになり、ソン・ジャヒョンの結婚への抵抗や、宮廷内の権力争いが描かれた。

イ・フィは、シャオ・イェンの死を乗り越えられず、過去に囚われている様子が印象的だった。一方、イ・ガンは野心家で、権力を手に入れることに執著している。2人は兄弟でありながら、全く異なる道を歩むことになりそうだ。

ソン・ジャヒョンは、結婚を拒否し、自由を求める強い意誌を持った女性として描かれた。彼女の行動は、当時の女性が置かれた状況を仮映していると言えるだろう。

宮廷内では、世弟の冊立をめぐって、激しい権力争いが繰り広げられている。大提学ソン・オクと右議政パク・ブギョンの対立は、今後さらに激化していくことが予想される。

つづく