悪の心を読む者たち 第11話 あらすじ/ネタバレ

ハヨンの手術

ハヨンは手術を終え、一命を取り留めたが、まだ昏睡状態が続いている。クク・ヨンスは彼女の病床で、一刻も早く目を覚ますことを願っている。

失踪事件

一方、京畿道真容洞では不気味な事件が発生。深夜に車を運転していた男が、重いトランクを川に投げ捨てる姿が目撃された。また、パク・デウン警官のもとには、カラオケ店で働くシム・ミジョンが突然失踪したという報告が入る。さらに、最近では価たような失踪事件が相次いでおり、大雄は事件の関連性を疑い、上司のホ・ギルピョに協力を要請する。

分析チームの動き

ホ・ギルピョは事件情報を分析チームに伝え、クク・ヨンスにもハヨンを連れて参加するよう電話で依頼する。クク・ヨンスはハヨンの体調を気遣うものの、警察庁へ向かう。病院では、ハヨンの母親がユン・テグとナム・イルヨンに付き添いを頼み、自身は外出する。ナム・イルヨンはハヨンの仕事ぶりを褒め、復帰時期を尋ねるが、ハヨンは以前の仕事に戻らないと断言する。

現場調査

クク・ヨンスとパク・デウンは、カラオケ店を訪れ、シム・ミジョンが下班途中に失踪し、最後に携帯電話の信号が自宅から遠い大宗湖付近で確認されたことを知る。二人は彼女の帰宅ルートを調べ、見知らぬ人に誘拐された可能性が高いと推測する。一方、シム・ミジョンを殺害した男は自宅で彼女の口紅を弄び、歪んだ快感を味わっていた。

チェ・ファヨンの母との出会い

ハヨンの母親は病院でチェ・ファヨンの母と遭遇する。崔母は手土産だけでなく、ハンカチと手紙も渡し、ハヨンを気遣う。ハヨンは散歩中に崔母と出会い、彼女の娘を亡くした悲しみと、それを乗り越えるために支えてくれた人々からの力について聞く。崔母の強さと楽観性はハヨンを深く感動させ、大きな励みとなる。

連続殺人犯の出現

自動車による殺人事件は止まらない。犯人は再び善良なふりをして、バス停で一人待つ少女に道を尋ね、車に乗せようとする。しかし、少女は間一髪でバスが到著し、難を逃れる。クク・ヨンスはハヨンが辞表を出した理由を知り、複雑な気持ちになる。

捜査の進展

捜査が進むにつれて、犯人の特徴が明らかになっていく。失踪事件は深夜、バスが少なく監視カメラの死角が多い場所で発生している。犯人は寒さを利用して、善良なふりをして無防備な少女を誘拐している。ハヨンは回復後すぐに仕事に復帰し、クク・ヨンス、パク・デウンらと事件を分析し、防犯カメラの設置などの有効な提案を行う。彼らの努力により、犯人逮捕のための特別捜査班が結成される。

新たな犠牲者

しかし、悪は止まらない。深夜に別の女性が失踪し、今度は郊外の工場近くのバス停から姿を消した。その後、山中で財を掘っていた老人が遺体を発見し、それが以前失踪したカラオケ嬢のユン・ジンシルであることが確認される。警察は犯人が使った銀行カードの引き出し記録から、犯人の特徴を公表する。緊張感に包まれた犯人逮捕劇が幕を開ける…

悪の心を読む者たち 第11話 感想

第11話は、ハヨンの命を懸けた手術と、新たな連続殺人事件の発生という2つの大きな展開が描かれた。ハヨンの昏睡状態が続く中、クク・ヨンスの彼女への深い愛情が伝わってくる。一方、狡猾な犯人による残忍な事件が次々と起こり、緊迫感が高まる。

特に印象に残ったのは、ハヨンの母親とチェ・ファヨンの母との出会いのシーンだ。崔母は娘を亡くした悲しみを乗り越え、前向きに生きている。彼女の強さと優しさは、ハヨンに大きな影響を与えた。また、ハヨンがクク・ヨンスに辞表を提出した理由も明らかになった。彼女の決意は、警察官としての使命感と、クク・ヨンスへの愛情の狭間で揺れ動く複雑な心境を映し出している。

つづく