華政

ストーリー

宣祖の唯一の嫡孫であり王女である貞明は、周囲の祝福を受けながら誕生しました。しかし、仁穆大妃は男子ではなく女子を出産したことに落胆します。伝説の予言者である南師古の予言では、仁穆大妃の胎児は朝鮮を支配する真の主人になるとされていたからです。予言は外れたように見えましたが、貞明は権力闘争の渦中に巻き込まれてしまいます。

宣祖が亡くなり、光海君が王位に就くと、まず貞明の弟である永昌大君を殺害し、仁穆大妃を廃位して西宮に幽閉します。そして、貞明にも魔の手が伸びます。仁穆大妃は、幼い貞明が危険にさらされていることを知り、側近に命じて都から脱出させます。しかし、追っ手が迫り、貞明は一人小舟に乗って逃げることになります。貞明を守るために、同行者たちは自らの船を爆破して犠牲となります。目の前で乳母や護衛の武士が炎に包まれるのを見た貞明は、悲しみのあまり泣き崩れます。

茫茫たる大海を漂流していた貞明は意識を失い、日本の商船に救助されます。しかし、彼女は長崎の人工島・出島の建設現場で奴隷として売られてしまいます。貞明は生き延びるために、王女であることを隠し、復讐のためにすべての記憶を消し去り、男として硫黄鉱山で過酷な労働を強いられます。しかし、絶望の中にも希望を見出します。そこで出会った自景が親友となったのです。貞明は、すべてを奪った光海君を倒すために、必ずここから脱出して復讐を果たすことを決意します。

時が経ち、貞明は硫黄鉱山の情報通となります。そして、朝鮮通信使一行が徳川幕府に謁見するために来日した際、機転を利かせて一行に同行し、念願の祖国・朝鮮へと帰還します。

ネタバレ

キャスト、登場人物

華政

貞明公主
イ・ヨニ

華政

ホン・ジュウォン
ソ・ガンジュン

華政

光海君
チャ・スンウォン

華政

綾陽君(仁祖)
キム・ジェウォン