熱血弁護士 パク・テヨン ~飛べ、小川の竜~ 第1話 あらすじ/ネタバレ
2009年12月、水原孝城高校の運動場で雪の中から一人の遺体が発見される。5月4日、国選弁護士パク・テヨンは、金世賢殺害の罪で長年服役していた金慶律の再審を申請。十分な証拠により、金慶律は無罪となり釈放される。
一躍メディアの寵児となったパク・テヨンは、得意のあまり同僚や金慶律を高級レストランに招待し、さらには裁判官や検察官の分の支払いまで行う。しかし、彼の高卒で低価格で貧困層の弁護を引き受けているという事実が報道されると、依頼人は貧困層ばかりとなり、富裕層は彼を敬遠するようになる。パク・テヨンは次第に貧困に陥っていく。そんな中、ボロボロの姿で事務所に現れた記者パク・サムスを追い出してしまう。
パク・サムスは、申部長の許可を得て、娘のチョン・ミョンイが父親のDVで殺害した事件について、イ・ユギョンと共に取材に向かう。取材前に、パク・サムスはイ・ユギョンにスニーカーを買ってあげ、自分と同じように現場を走り回ってこそ良い記事が書けるとアドバイスする。
一方、パク・テヨンのもとには、三定市三人組事件の当事者と名乗る3人の知的障害を持つ男性が現れ、冤罪を晴らしてほしいと訴える。しかし、自身も生活に困窮しているパク・テヨンは、金主に支援を求めるも、学歴の低さが発覚し、誰も支援を申し出ない。
パク・サムスは、イ・ユギョンにチョン・ミョンイの祖母との会話を任せて、自身は海辺でこっそりカップラーメンを食べる。その結果、イ・ユギョンは貴重なスクープを手に入れ、チョン・ミョンイも釈放される。後輩たちがパク・サムスに取材のコツを聞こうとするが、彼はそれを拒否する。
パク・サムスは、チャン・ユンソクの夕食会に参加するが、学歴の低さを理由に侮辱され、思わず殴りかかってしまう。しかし、謝罪のために土下座を強いられる。チャン・ユンソクはパク・サムスに金を渡そうとするが、彼は受け取らない。
この出来事を知った申部長は、検察総長に土下座した理由を問い、相手が間違っているのだとパク・サムスを叱責する。
パク・テヨンは家賃も払えず、部下たちも次々と去っていき、金慶律から借金をする始末。追い詰められた彼は、三定市三人組事件で巻き返しを図ることを決意する。
一方、ムン社長はパク・サムスに、ソウル市長カン・チョルウの自伝を執筆させ、会社のために土地転売の機会を掴むよう指示する。
パク・サムスは、 チェ・ヨンスクから三定市三人組事件の真犯人は別の人物だと告発を受け、録音テープを手渡される。イ・ユギョンは、その内容を聞いて事件の真相を知ることになる。パク・サムスは、録音テープを聞いて真相を追及することを決意し、この事件でムン社長に土地を手に入れることができると考える。
パク・サムスはムン社長に会い、カン・チョルウの自伝執筆を断り、三定市三人組事件で土地を手に入れると宣言する。一方、パク・テヨンも三定市三人組事件の資料を丹念に調べ、犯人を絶対に許さないと決意する。
第1話の感想
第1話は、パク・テヨンとパク・サムスという二人の主人公を中心に、社会の不条理や正義のために戦う姿を描いた、見応えのある内容でした。
パク・テヨンは、高卒ながら弁護士として活躍し、冤罪事件の再審を勝ち取るなど、実力のある人物です。しかし、学歴の低さから偏見を受け、貧困に陥ってしまうという現実的な問題に直面します。それでも、彼は諦めずに真実を追い求め、困難に立ち向かう姿が印象的でした。
一方、パク・サムスは、正義感の強い記者として、社会の不正を暴こうと奮闘します。しかし、彼は学歴コンプレックスを抱えており、それが彼の行動に影響を与えているように感じられました。それでも、彼は真実を追求する姿勢を貫き、パク・テヨンと共に事件の真相に迫っていく姿が頼もしく感じられました。
つづく