麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』第14話 あらすじ/ネタバレ
恵宗二年、武王の治世は2年目を迎えた。尚宮となった解樹(ヘ・ス)は、呉尚宮が残した古籍に没頭し、現代のハングルで知識と感悟を記録していた。膝の古傷は獄中の名残で、チェリョンの膝当ては痛みを和らげるが、心の傷は消えない。ワン・ウクはチェリョンを解放し、解樹(ヘ・ス)への償いのように見せたが、それは権謀術数の一環だった。
武王の健康は悪化し、心身ともに疲弊していた。解樹(ヘ・ス)は薬浴で王の病を癒そうとするが、チェリョンの策略でワン・ウォンの水ワン・ウンが混入し、武王の意誌をさらに弱体化させてしまう。
解樹(ヘ・ス)の誕生日に、ワン・ウクのペルシャ香料が届く。ワン・ソは想いを寄せているものの、人前では距離を保ち、私的な場面では星空の下で優しく接する。解樹(ヘ・ス)の心はワン・ソへの愛なのか恩なのか、自分でもわからなくなっていた。
一方、13皇子ワン・ウクはウヒへの想いが実り、2年ぶりに再会を果たす。運命の導きのように、2人は障害を乗り越え、愛を再燃させる。天徳殿では、ワン・ウクは武王の病気を理由に私兵を王の軍隊に編入するよう命じ、朝廷に波紋が広がる。ワン・ソはワン・ウクの企みに警戒を強める。
夜になると、ワン・ウクの野心が露呈する。武王の病床に立ち、同情するどころか譲位を迫る。ワン・ソは武王がかつて父を欺いた真実を突き止め、それを武器にする。しかし、武王は公主を遼国への和親に利用しようと企み、ワン・ソは公主を救うために彼女を娶ることを決意する。
解樹(ヘ・ス)はワン・ウンからワン・ソの結婚を知り、心が痛む。2人は無言の涙を流し、別れを告げる。しかし、誤解が解け、2人の心はさらに近づき、解樹(ヘ・ス)のキスはワン・ソへの愛と未来への誓いとなる。
しかし、ワン・ウクの企みは止まらない。ワン・ヨの帰還で、彼の計画はさらに複雑化する。ワン・ウォンの秘密が明らかになり、ワン・ヨはワン・ウクの価値を認め、2人は手を組んで武王とワン・ソを倒そうとする。ワン・ウクの復讐の炎はワン・ヨの助力で燃え上がり、まもなくクーデターが勃発する。
ファンボ氏はワン・ウクの真意を見抜き、彼の動機は解樹(ヘ・ス)とワン・ソへの嫉妬と不満であることを知る。ヨナ皇女は母の庇護のもと、嵐の到来を知らず、兄の選択に困惑する。
ワン・ヨとワン・ウォンの軍勢が宮門に迫る中、高麗の運命をかけた戦いが始まろうとしていた。権力のゲームの中で、それぞれが信念と欲望のために戦う。
第14話の感想
第14話は、ドラマが大きく動く重要な回だった。武王の健康が悪化し、ワン・ウクの野心が露呈する一方で、解樹(ヘ・ス)とワン・ソの愛が深まり、ワン・ウクとウヒが再会を果たすなど、様々な展開が見られた。
特に印象的だったのは、解樹(ヘ・ス)とワン・ソのシーンだ。2人の複雑な関係性が丁寧に描かれており、解樹(ヘ・ス)の葛藤やワン・ソの切ない想いが伝わってきた。解樹(ヘ・ス)のキスは、2人の未来への希望を感じさせるもので、今後の展開が楽しみだ。
一方で、ワン・ウクの冷酷さと野心は恐ろしいものがあった。武王を追い詰め、公主を人質に取るなど、手段を選ばない彼の行動は、今後の物語の大きな脅威となるだろう。
つづく