麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~ 第15話 あらすじ/ネタバレ
権謀と愛が交錯する中、ワン・ソはついに決断を下す。解樹(ヘ・ス)への想いを胸に、新王?ワン・ヨに臣従することを選んだのだ。しかし、この選択の背後には、運命の糸が静かに動いていた。
ワン・ソは幼い頃を思い出す。二皇子?泰の夭折、チェ・ジモンの半信半疑の言葉。武には即位する運命があるが長生きはできない、ワン・ソにも王の命運があると。今、その予言は一つ一つ現実のものとなっている。武の遺体は雑巾のように捨てられ、ワン・ウクとワン・ジョンは涙を流しながら王家の冷酷さと悲しみを嘆く。
ワン・ソは解樹(ヘ・ス)を連れてこの争いの地から逃れようとするが、ワン・ウォンから新たな命令が下る。解樹(ヘ・ス)は茶美院から出ることを禁じられ、先王殺害の罪で指名手配され、ワン・ソを牽製するための切り札として利用される。ワン・ヨの即位は血なまぐさい粛清を伴い、武を支持していた大臣たちは次々と処刑され、ワン・ウンの家族もその犠牲となる。ワン・ウンと朴シュンデは命からがら逃亡し、茶美院に身を隠す。最も危険な場所が彼らの隠れ家となった。
民衆はワン・ソがワン・ウンを殺そうとしているという噂に騒然となる。多くの人はワン・ウンの謀仮を信じず、ワン・ソの行動に疑問を抱く。ワン・ソは微服で街を歩き、ワン・ウンが船で逃げようとしていることを知るが、その行方は掴めない。皇子たちはそれぞれ思いを抱えていた。ワン・ウクは高麗の未来を憂い、ウヒの境遇に怒りを燃やす。ワン・ヨは彼女を教坊に戻すが、これは罰ではなく別の思惑があるようだ。
黒幕であるワン・ウクは姿を隠しているが、ワン・ソと解樹(ヘ・ス)は彼が武殺害の真犯人ではないかと疑っている。ワン・ソは夜中にワン・ウクの屋敷に忍び込み、真相を暴こうとするが、ワン・ウクの言い訳ですべてが曖昧になる。解樹(ヘ・ス)は天徳殿でワン・ヨの試問に答え、ワン・ウクを直接指名こそしなかったものの、彼の疑念を感じ取っていた。二人の会話は微妙で緊張感に満ちており、解樹(ヘ・ス)は真実を明らかにする決意を新たにする。
朴シュンデの正体がもうすぐバレそうになる。ワン・ジョンが持ち帰った知らせは、解樹(ヘ・ス)に時間の猶予がないことを悟らせる。彼女たちは温泉後の密道を脱出路として利用することを決める。朴シュンデは父親のワン・ウンに会いたいと願い、解樹(ヘ・ス)は密かに朴将軍に協力を求める。しかし、準備中に解樹(ヘ・ス)はワン・ソとチェ・ジモンの会話を聞いてしまう。それは、ワン・ヨが本来王になるはずではなかった星象の謎と、運命に存在するかもしれない変数を明らかにしていた。
ワン・ジョンと朴シュンデは密道前で懸命に作業をする。彼女たちの会話は、それぞれが愛する人への深い愛情を物語っている。ワン・ジョンの解樹(ヘ・ス)への密かな想い、朴シュンデのワン・ウンへの一途な想いは、緊張感漂う空間に一抹の温もりを加える。しかし、逃亡の道は平坦ではない。王宮の警備は厳重になり、一歩一歩が未知数で危険な旅となっている。
このエピソードでは、権力と愛の衝突が最高潮に達する。それぞれの登場人物が自分の信念と愛する人のために奮闘する。ワン・ソ、解樹(ヘ・ス)、ワン・ウン、朴シュンデたちの運命は密接に絡み合っている。ワン・ヨの厳しい監視下で、彼らは出口を見つけ出すことができるのか。すべてはこれから明らかになる。
第15話の感想
第15話は、権謀と愛が交錯する中で、それぞれのキャラクターが大きな決断を迫られる回でした。ワン・ソは解樹(ヘ・ス)への想いを胸に、新王?ワン・ヨに臣従することを選びました。しかし、この選択は運命の糸に導かれたものであり、武の死やワン・ウンの逃亡など、大きな変化をもたらしました。
解樹(ヘ・ス)はワン・ソの決断に戸惑いながらも、真実を明らかにするために奮闘します。チェ・ジモンとの会話で明らかになった星象の謎は、ワン・ヨの王位継承に疑問を投げかけ、今後の展開を大きく左右する可能性があります。
ワン・ウンと朴シュンデは命からがら逃亡し、茶美院に身を隠します。二人の絆は深まり、互いへの想いを再確認するシーンは感動的でした。
つづく