イルジメ第3話 あらすじ/ネタバレ

時は流れ、ヨンは明るく無邪気に成長した。父・チョルソクは彼の教育のために、貴族のふりをして名門私塾に入学させる。しかし、その秘密が暴かれ、ヨンの世界は一変する。

貴族の子弟であるシワンは、仲間たちと共にヨンを執拗にいじめる。彼らはヨンを弔るし上げ、容赦なく暴力を振るう。絶望の淵に立たされたヨンは、もう学校には行きたくないと訴えるが、チョルソクは彼の気持ちを理解できず、無理やり学校に行かせようとする。

街中でヨンは、謎めいた人物・ヨンジェと出会う。ヨンジェと娘のポンソンは、偽の春画を使ってヨンを騙し、10両を奪い取る。ヨンは必死に追いかけるが、チョルソクに見つかり、私塾に連れ戻されてしまう。

私塾では、シワンが再びヨンを襲う。彼らはヨンを木に弔るし上げ、殴る蹴るだけでなく、罠に落として殺そうとする。しかし、ヨンは驚異的な力で罠から脱出し、伝説の義賊・一枝梅になることを予感させる。

逃げ出したヨンは、ムイに捕らえられる。ムイはヨンが失踪したイ・ギョムではないかと疑い、氷の張った川に突き落とす。ヨンは必死に抵抗するが、足に石が括り付けられており、溺れそうになる。

一方、チョルソクとナ・セドルは必死にヨンを探す。シワンの仕業だと知ったチョルソクは激怒し、シワンにヨンを返すよう迫る。そこにシワンの父・シフが現れ、シワンを救い出す。

意識を取り戻したヨンは、シムギウォンの家にいることに気づく。シムギウォンはヨンがイ・ギョムではないかと疑い、彼に問いただす。ヨンは自分がヨンだと主張し、シムギウォンは彼を解放する。しかし、クォンオクに監視させる。

チョルソクがシワンを暴行した罪で処刑されそうになっていることを知ったヨンは、官府に駆け込み、冤罪だと訴える。しかし、チョルソクを救うためには、ピョンシ父子に謝罪する必要があると言われる。ヨンは絶望と怒りに駆られ、父を救う方法を探すことを決意する。

第3話の感想

第3話は、ヨンの成長と苦難を描いた重要な回でした。明るく無邪気だったヨンは、貴族の私塾に入学することで、残酷な現実を目の当たりにすることになります。シワンをはじめとする貴族の子弟からの執拗ないじめ、父・チョルソクの無理解、そしてムイによる命の危機など、ヨンは絶望の淵に立たされます。

しかし、この絶望の経験は、ヨンを伝説の義賊・一枝梅へと変貌させるきっかけとなります。罠から脱出した瞬間、彼の目には強い意誌が宿り、一枝梅としての運命を予感させるような力強さを感じました。

また、チョルソクの危機も大きな見どころでした。シワンを暴行した罪で処刑されそうになるチョルソクの姿は、ヨンの心を深く傷つけます。父を救うために、ヨンはピョンシ父子に謝罪するという困難な決断を迫られます。

つづく