地下室でシム・スリョンとペ・ロナを発見した警察は、シム・スリョンの証言(チュ・ダンテに監禁された)に基づき捜査を開始。事件当日、オ・ユニはチュ・ダンテ宅を訪れ、ナ・ヘギョの契約解除を報告。激怒したチュ・ダンテはナ・ヘギョを探しに出かけ、その隙にオ・ユニとチョン・ソジンは計画を実行に移す。チョン・ソジンはチュ・ダンテに睡眠薬を盛る約束をし、オ・ユニはハ・ウンビョルのネックレスを返却。夜、帰宅したチュ・ダンテはチョン・ソジンの入れた睡眠薬で眠りに落ちる。
チョン・ソジンはチュ・ダンテの携帯でナ・ヘギョを呼び出し、服と靴、車の鍵をオ・ユニに渡す。オ・ユニはチュ・ダンテの車で立ち去り、入れ替わりにローガン・リーがチュ・ダンテの扮装でナ・ヘギョを車で轢き、シム・スリョンを連れ去る。偽物の遺体をトランクに入れ、火葬場で証拠隠滅を図る。
チュ・ダンテの持ち物をオ・ユニから受け取ったチョン・ソジンは、彼の服と靴で現場に足跡を残す。オ・ユニはチュ・ダンテの携帯で秘書に倉庫へ行くよう指示。朱ソクフンはペ・ロナをシム・スリョンのもとへ送り届け、二人は地下室へ。オ・ユニは全ての後始末を終える。
翌朝、警察は証拠に基づきチュ・ダンテを逮捕。オ・ユニは警察に証言と録音を提供するが、激昂したチュ・ダンテに首を絞められる。シム・スリョンとペ・ロナも証言し、チュ・ダンテによる被害を訴える。
朱ソクフンは朱ソクギョンにシム・スリョンを見舞うよう連絡。秘書に脱獄の手配を頼むチュ・ダンテ。カン・マリー達からシム・スリョン生存の情報を得たチョン・ソジンは、オ・ユニの背後にシム・スリョンがいると悟り、自分が彼女に加担した事実に愕然とする。オ・ユニを探し出すも連絡が取れず、帰宅するとハ・ウンビョルも不在。チョン・ソジンは綁架、監禁、暴行の容疑で逮捕される。
警察はチュ・ダンテにナ・ヘギョ殺人、シム・スリョン綁架監禁、ペ・ロナ殺人未遂の容疑を告げる。シム・スリョンの生存と、別人だったナ・ヘギョの正体に気づき、チュ・ダンテは衝撃を受ける。
二年前、シム・スリョンはホテルでナ・ヘギョとチョン・デピョの密会を目撃。ナ・ヘギョはチュ・ダンテから資金を得てチョン・デピョを支援しており、子供達のために彼の要求に従っていると告白。シム・スリョンからソクフンとソクギョンの虐待を聞かされ、ナ・ヘギョは衝撃を受ける。
全ての連絡を絶ったオ・ユニは、ハ・ユンチョルとシム・スリョンに手紙を残し、贖罪のために姿を消す。ペ・ロナ生存を知らず、川辺に佇むオ・ユニの姿は、車の通過と共に消え、スカーフだけが宙に舞う。
第12話の感想
怒涛の展開を見せた「ペントハウス2」第12話。ついにチュ・ダンテの悪行が露呈し、逮捕されるという衝撃的な結末を迎えました。緻密に練られた復讐劇は、息つく暇もないほどの緊張感とスリルに満ちていました。
特に印象的だったのは、オ・ユニの悲劇的な選択です。愛する娘のために罪を犯し、最終的には自らの命を絶つという結末は、深い悲しみと虚しさを感じさせます。彼女がシム・スリョンに宛てた手紙には、贖罪の思いが綴られていましたが、果たして彼女の行動は真の贖罪と言えるのでしょうか?視聴者それぞれが、彼女の選択について深く考えさせられるのではないでしょうか。
一方、シム・スリョンは、死を偽装し、綿密な計画でチュ・ダンテへの復讐を果たしました。彼女の強い意誌と復讐への執念は、凄まじいものがありました。しかし、その復讐劇の裏では、多くの人々が傷つき、悲劇的な運命を辿ることになりました。復讐の連鎖は、果たしてどこで終わるのか、今後の展開がますます気になります。
また、チョン・ソジンの豹変ぶりも目を引きました。これまでコミカルなキャラクターとして描かれてきた彼女が、シム・スリョンの生存を知り、自らの罪に気づき、発狂する姿は、狂気じみた恐ろしさを感じさせました。
つづく